「忠誠を誓う vassal、歴史の主従関係を学ぶ」
📚 意味と用法
vassal は、主に歴史的な文脈で使われる名詞です。封建制度において、君主や領主（lord）から土地（封土）を与えられる代わりに、忠誠と軍事的な奉仕を誓った家臣や臣下を指します。現代では比喩的に、ある国が他の大国に政治的・経済的に従属している状態（vassal state）を表すのに使われることもあります。
封建的な家臣 (Feudal Retainer)
The knight was a loyal vassal to his king.
（その騎士は王に対する忠実な家臣だった。）
従属国 (Subordinate State)
The small country became a vassal state of the powerful empire.
（その小国は強大な帝国の属国となった。）
🕰️ 語源と歴史
「Vassal」の語源は、ケルト語の「*wasso-」（若者、従者）に遡ります。これがラテン語に取り入れられ「vassallus」（召使い、家臣）となりました。その後、古フランス語の「vassal」を経て、中英語に取り入れられました。元々は単なる「召使い」を意味していましたが、ヨーロッパの封建制度が確立されるにつれて、特定の主君に仕える「家臣」という、より限定的で名誉ある地位を指すようになりました。
🔄 類義語
⚡ 対義語
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. In feudal society, a ______ swore loyalty to a lord in exchange for land.
解説: 封建社会で領主（lord）に忠誠を誓ったのは「家臣（vassal）」です。
2. The powerful nation treated its smaller neighbors like ______ states.
解説: 大国が近隣の小国を従属させている状態を「属国（vassal states）」と表現します。
3. The opposite of a vassal is a ______.
解説: 家臣（vassal）の対義語は、その主人である「君主、領主（lord）」です。
4. The baron commanded his ______ to prepare for battle.
解説: 男爵（baron）が戦闘準備を命じる相手は、自身の「家臣たち（vassals）」です。
5. A vassal’s primary duty was ______ service to his master.
解説: 家臣の主要な義務は、主人に対する「軍事的な（military）」奉仕でした。