Oblivious /əˈblɪviəs/
気づかない、意識していない、夢中な
周囲で起こっていることに気づいていない、または注意を払っていない状態。特に何かに夢中になっている時に使われることが多い。
「音楽に夢中で、彼女は周りの喧騒に oblivious だった」
📚 意味と用法
Oblivious は、「(~に)気づいていない」「(~を)気にしていない」という意味の形容詞です。通常、”oblivious to…” または “oblivious of…” の形で使われます。何かに熱中しているために他のことが目に入らない様子や、単にぼんやりしていて状況を把握していない様子を表します。必ずしもネガティブな意味ではなく、心配事などを忘れて無邪気でいる状態を指すこともあります。
気づかない (Unaware)
He was oblivious to the fact that everyone was staring at him.
(彼は皆が自分を見つめているという事実に気づいていなかった。)
夢中になる (Absorbed)
Lost in her book, she was oblivious to the passing of time.
(本に夢中で、彼女は時間が経つのに気づかなかった。)
🕰️ 語源と歴史
“Oblivious” の語源は、ラテン語の “oblivisci“(忘れる)から来ています。これが名詞 “oblivio“(忘却)となり、そこから形容詞 “obliviosus“(忘れっぽい)が生まれました。このラテン語が古フランス語を経て英語に入りました。”Oblivion”(忘却、人事不省)も同じ語源を持つ単語です。
元々の「忘れっぽい」という意味から、目の前で起こっていることさえ「忘れているかのように気づかない」という意味へと発展し、現在の用法に至っています。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
⚡ 対義語 (文脈による)
💬 実践的な例文
She was completely oblivious to my feelings for her.
彼女は、私が彼女に抱いている想いに全く気づいていなかった。
The politician seemed oblivious of the public’s anger.
その政治家は国民の怒りを気にしていないようだった。
Deep in conversation, they were oblivious to the beautiful sunset.
会話に夢中で、彼らは美しい夕日に気づかなかった。
He walked on, oblivious to the rain that had started to fall.
彼は降り始めた雨にも気づかず、歩き続けた。
The happy children played, oblivious of the worries of the adult world.
幸せな子供たちは、大人の世界の心配事も知らずに遊んでいた。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. To be oblivious to something means you are ______ of it.
解説:
“Oblivious to” は「〜に気づいていない (unaware of)」とほぼ同じ意味です。
2. The opposite of “oblivious” is ______.
解説:
「気づいていない」の対義語は「意識している、気づいている (conscious)」です。
3. Absorbed in his work, the scientist was ______ to the sound of the alarm.
解説:
仕事に夢中になっていたので、アラームの音に「気づかなかった (oblivious)」という文脈が自然です。
4. The noun form related to “oblivious” is ______.
解説:
“Oblivious” と関連する名詞は「忘却」を意味する “oblivion” です。(”obliviousness” も名詞ですが、”oblivion” の方が一般的です。)
5. He seemed ______ to the cold, wearing only a T-shirt in the snow.
解説:
雪の中でTシャツ一枚でいるのは、寒さを「気にしていない (oblivious to)」かのように見える、という文脈です。