📚 意味と用法
inlet は名詞で、主に2つの意味で使われます。1つ目は地理的な意味で、海や湖などのより大きな水域から、陸地側へ狭く入り込んでいる水域、「入り江」を指します。”bay”(湾)よりも小さく、狭い水路を指すことが多いです。2つ目は機械的な意味で、液体や気体が機械や容器に流れ込むための「入り口」「吸気口」を指します。この場合、対義語は “outlet”(排出口)です。
地理的な入り江 (A narrow area of water)
We found a secluded inlet perfect for swimming.
(私たちは泳ぐのに最適な、人里離れた入り江を見つけた。)
機械の入り口 (An opening for intake)
Check if the air inlet of the filter is clogged.
(フィルターの吸気口が詰まっていないか確認してください。)
🕰️ 語源と歴史
「Inlet」は、「in」(中へ)と、動詞「let」(許す、〜させる)を組み合わせた、構造が非常に分かりやすい複合語です。文字通り「中へ入ることを許す場所」という意味です。「let」は古英語の「lǣtan」に由来し、元々は「行かせる、残しておく」といった意味でした。
この言葉は14世紀頃から、水が陸地に入り込む場所を指して使われるようになりました。機械の部品としての意味は、産業革命以降に生まれた比較的新しい用法です。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
inlet | 陸地に入り込む、狭い水路。 |
bay | 陸地が湾曲してできた、より広く開けた「湾」。 |
cove | 岩などに囲まれた、小さく隠れ家的な入り江。 |
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
水が入り込む inlet (入り江) は、水が出ていく outlet (河口) と対になります。また、陸地が水に入り込む peninsula (半島) とは、水が陸地に入り込む inlet とは逆の形状です。
💬 実践的な例文
The small fishing village was situated in a sheltered inlet.
その小さな漁村は、風から守られた入り江にあった。
We kayaked into a narrow inlet to explore the caves.
私たちは洞窟を探検するため、カヤックで狭い入り江へと入っていった。
The fuel inlet is on the left side of the car.
燃料口は、車の左側にある。
A small island sat at the mouth of the inlet.
小さな島がその入り江の入り口に位置していた。
The engine’s performance depends on a clean air inlet.
エンジンの性能は、きれいな空気取り入れ口にかかっている。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. A narrow strip of water leading into the land from the sea is an ______.
解説:
海から陸地へと続く狭い水域は「入り江 (inlet)」です。
2. The opposite of an inlet on a machine is an ______.
解説:
機械の「入り口 (inlet)」の反対は「出口 (outlet)」です。
3. The word “inlet” is made from “in” and “______”.
解説:
「Inlet」は「in」と「let」から構成されています。
4. A small, sheltered bay is often called a ______.
解説:
小さく、保護された湾はしばしば「cove」(入り江)と呼ばれ、inletの類義語です。
5. A piece of land that juts out into the water is a ______, the opposite of an inlet.
解説:
水に突き出た陸地は「半島 (peninsula)」で、陸に入り込む水域である inlet とは形状が逆です。