英単語解説 – Would-be

Would-be /ˈwʊdbiː/

~志望の、~になるつもりの、~気取りの

ある地位や職業になることを望んでいるが、まだそうなってはいない状態を表す形容詞。

「すべてのプロフェッショナルは、かつて “would-be” だった」

📚 意味と用法

would-be は、ハイフンで結ばれた複合形容詞で、必ず名詞の前に置かれます。ある人や物が何かになろうとしているが、まだその段階に至っていないことを示します。「~志望の」「~の卵」と訳されることが多いですが、文脈によっては「~気取りの」という軽蔑的なニュアンスや、「~未遂の」という意味で使われることもあります。

~志望の (Aspiring)

The workshop was attended by many would-be writers.

(そのワークショップには、多くの作家志望者が参加した。)

~未遂の (Attempted but failed)

The police arrested the would-be bomber at the airport.

(警察は空港で爆弾犯未遂の男を逮捕した。)

🕰️ 語源と歴史

「Would-be」は、助動詞「would」(~だろう、~するつもりだ)と、動詞「be」(~である、~になる)が組み合わさってできた言葉です。”would” には願望や意志を表す用法があり、ここでは「~になりたいと望む」というニュアンスを持っています。

文字通り「~になるであろう(と本人は思っている)」という意味から、「~志望の」という意味が生まれました。ハイフンでつなぐことで、全体として一つの形容詞として機能します。

would (~するつもり)
+
be (~になる)
would-be
(~志望の)

🔄 類義語 (似た意味の言葉)

aspiring (大望を抱く)
potential (潜在的な)
prospective (見込みのある)
wannabe (~になりたがる人 – 口語、軽蔑的)

⚡ 対義語 (文脈による)

actual (現実の)
established (確立された)
successful (成功した)
professional (プロの)

🧠 練習問題

以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。

1. The ______ actor was waiting tables to support himself.

famous
would-be
veteran
leading

解説: 自分を支えるためにウェイターをしているのは、「俳優志望の (would-be)」人であると考えるのが自然です。

2. Which of these is a synonym for “would-be”?

accomplished
aspiring
experienced
former

解説: 「大望を抱く」を意味する “aspiring” は、”would-be” の良い類義語です。

3. The opposite of a “would-be” artist is an ______ artist.

amateur
unknown
established
potential

解説: 「芸術家の卵」の対義語は、すでに評価が「確立された (established)」芸術家です。

4. He gave some advice to the ______ entrepreneurs at the event.

would-be
successful
retired
wealthy

解説: イベントでアドバイスを受けるのは、これから起業しようとする「起業家志望の (would-be)」人々でしょう。

5. “Would-be” is always used ______ a noun.

after
before
instead of
without

解説: “would-be” は形容詞として、必ず名詞の「前に (before)」置かれます。