語源・類義語・反対語・例文
【tacit – 暗黙の、黙示的な】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「Tacit」はラテン語の「tacitus」から来ており、「沈黙した」や「黙っている」という意味です。この語源は、ラテン語の動詞「tacēre」、つまり「沈黙する」に由来しています。「Tacit」は元々、言葉で明示されていないが、行動や状況から理解されることを示すために使われるようになりました。したがって、「tacit agreement」(暗黙の了解)や「tacit knowledge」(暗黙知)などの表現で見られるように、「暗黙の」や「黙示的な」という意味で現代英語でも広く用いられています。これは、言葉による明示的な表現を伴わずに、合意や理解が存在することを指します。
The word “tacit” originates from the Latin word “tacitus,” which means “silent” or “mute.” This etymology is derived from the Latin verb “tacēre,” meaning “to be silent.” Originally, “tacit” was used to indicate something that is understood or implied by actions or circumstances rather than being explicitly stated in words. Thus, in expressions like “tacit agreement” or “tacit knowledge,” it is widely used in modern English to mean “implied” or “implicit.” This denotes the presence of agreement or understanding without the need for explicit verbal expression.
この単語の類義語・反対語を教えてください。
類義語
- Implicit: 暗示された、含意された。何かが直接的には表現されていないが、行動や文脈から推測されること。
- Unspoken: 言葉にされていない。通常は共通の理解や合意があるが、それが口に出されない状態。
- Understood: 理解された、了解された。何かが言葉によって明示されなくても、双方に共有された認識があること。
- Unstated: 未述べの。具体的には言及されていないが、存在することが暗に理解されている状況。
反対語
- Explicit: 明白な、明示的な。何かが言葉や表現によってはっきりと示されていること。
- Expressed: 表明された。意見や感情などが直接的に言葉で伝えられること。
- Stated: 言明された。何かが具体的に言葉で述べられ、明確にされる状態。
- Verbalized: 言語化された。思考や感情が言葉によって表現されること。
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
類義語
- Implicit: 暗示された、含意された。何かが直接的には表現されていないが、行動や文脈から推測されること。
- Unspoken: 言葉にされていない。通常は共通の理解や合意があるが、それが口に出されない状態。
- Understood: 理解された、了解された。何かが言葉によって明示されなくても、双方に共有された認識があること。
- Unstated: 未述べの。具体的には言及されていないが、存在することが暗に理解されている状況。
反対語
- Explicit: 明白な、明示的な。何かが言葉や表現によってはっきりと示されていること。
- Expressed: 表明された。意見や感情などが直接的に言葉で伝えられること。
- Stated: 言明された。何かが具体的に言葉で述べられ、明確にされる状態。
- Verbalized: 言語化された。思考や感情が言葉によって表現されること。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
There was a tacit agreement among the team members to work overtime if necessary.
(必要な場合にはチームメンバー間での暗黙の了解があり、残業することになっていました。)
His tacit approval was evident through his nod of the head.
(彼の頷きから明らかに、彼は黙示的な承認を示していました。)
They had a tacit understanding that certain topics were off-limits in their conversations.
(彼らは会話で特定のトピックを避けるという暗黙の了解がありました。)
The artist’s message was conveyed through the tacit symbolism in his artwork.
(芸術家のメッセージは、彼の作品における黙示的な象徴主義を通じて伝えられました。)
She gave him a tacit signal to leave by glancing towards the exit.
(彼女は出口に一瞥することで、彼に黙示的な合図を送りました。)
【tacit – 暗黙の、黙示的な】のコロケーション
- Tacit agreement – 「暗黙の了解」
- 言葉による明示的な合意がないにも関わらず、双方がある行動や決定に対して同意している状態を指します。この合意は、行動や文脈から推測されることが多いです。
- Tacit understanding – 「暗黙の理解」
- 明確に言葉で説明されていないが、人々の間で共有されている理解や認識のことを指します。これは、共通の経験や文化的背景に基づいていることがあります。
- Tacit approval – 「黙示的な承認」
- 明確な言葉による承認がないにもかかわらず、行動や態度から承認されていると推測される状況です。何かが行われることに対して、異議を唱えないことから承認があると解釈されます。
- Tacit knowledge – 「暗黙知」
- 明確に言葉で表現されていないが、個人の経験や技能に基づいている知識のことを指します。この知識は、通常、直接的な教育や説明を通じてではなく、実践や経験を通じて伝達されます。
「tacit」は、「暗黙の」または「黙示的な」という意味を持ち、言葉による直接的な表明がなくとも理解されることや、合意が存在することを示す際に使われる形容詞です。この単語を含むいくつかの一般的なコロケーションには、以下のようなものがあります。
Tacit agreementは、言葉による明示的な合意がないにも関わらず、双方がある行動や決定に対して同意している状態を指します。このような合意は、行動や文脈から推測されます。
Tacit understandingは、明確に言葉で説明されていないが、人々の間で共有されている理解や認識を指します。これはしばしば、共通の経験や文化的背景に基づいています。
Tacit approvalは、明確な言葉による承認がないにもかかわらず、行動や態度から承認されていると推測される状況を指します。何かが行われることに対して異議を唱えないことから、承認があると解釈されることがあります。
Tacit knowledgeは、明確に言葉で表現されていないが、個人の経験や技能に基づいている知識を指します。この種の知識は、直接的な教育や説明を通じてではなく、実践や経験を通じて伝達されることが多いです。
これらの「tacit」のコロケーションは、言葉による表明がない状況でも、人々の行動や文脈、経験を通じて伝わる理解、合意、承認、知識の存在を示しています。このように、「tacit」は非言語的なコミュニケーションの重要性や黙示的な理解を強調する際に重宝される単語です。
The adjective “tacit” means “implied” or “implicit,” used when something is understood or agreed upon without being explicitly stated in words. Here are some common collocations that include this word:
Tacit agreement refers to a situation where, despite the absence of explicit verbal agreement, both parties agree on a certain action or decision. Such agreement is often inferred from actions or context.
Tacit understanding points to an understanding or awareness shared among people, even though it hasn’t been explicitly explained in words. This often stems from common experiences or cultural backgrounds.
Tacit approval describes a situation where approval is assumed based on actions or attitudes, despite there being no clear verbal confirmation. The lack of objection to something being done is interpreted as approval.
Tacit knowledge refers to knowledge that isn’t explicitly expressed in words but is based on individual experience or skills. This type of knowledge is typically conveyed through practice and experience rather than through direct teaching or explanation.
These collocations with “tacit” illustrate how understanding, agreement, approval, and knowledge can be communicated without direct verbal expression, relying instead on actions, context, and experience. Thus, “tacit” highlights the importance of non-verbal communication and implicit understanding.
tacitを使った英文法問題5問
- 語彙問題次のうち、tacitの意味として最も適切なものはどれですか?
- a. 明白な
- b. 声高な
- c. 暗黙の
- d. 積極的な
- c. 暗黙のtacitは「暗黙の、無言の」という意味の形容詞です。言葉で直接表現されていなくても、状況や態度から理解できることを指します。
- 空所補充次の文の( )内に入る最も適切な単語はどれですか?
- There was a ( ) agreement between the two parties not to discuss the sensitive issue.
- a. tacit
- b. tacitly
- c. taciturn
- d. tacitness
- a. tacit空所には名詞agreementを修飾する形容詞が入ります。tacitは「暗黙の」という意味の形容詞です。
- 品詞の識別次の文のtacitlyは何詞として使われていますか?
- The team tacitly agreed to support their captain’s decision.
- a. 名詞
- b. 動詞
- c. 形容詞
- d. 副詞
- d. 副詞tacitlyは「暗黙に、黙って」という意味の副詞です。ここでは動詞agreedを修飾しています。
- 類義語の使い分け次の文の( )内に入る最も適切な単語はどれですか?
- The company has a ( ) policy of promoting from within.
- a. tacit
- b. unspoken
- a. tacit または b. unspokentacitとunspokenはどちらも「暗黙の、言葉にされない」という意味ですが、tacitは「了解されている、暗黙の了解」というニュアンスが強く、unspokenは「言葉に出さない」というニュアンスで使われます。この文脈では、どちらの単語も適切です。
- 文法的な誤りの指摘次の文には文法的な誤りが1箇所あります。その誤りを含む部分を指摘し、正しい形に直してください。
- The taciturnly of the group made the meeting awkward.
- 誤り: taciturnly
- 正しい形: taciturnitytaciturnlyは副詞であり、ここでは主語になる名詞が必要です。taciturnityは「寡黙、無口」という意味の名詞です。