「decent な暮らしと、心豊かな毎日を」
📚 意味と用法
decent は、形容詞として多様な意味合いで使われます。主なものとして、服装や行動が社会的に「きちんとした」「上品な」「礼儀正しい」という意味があります。また、質や水準が「まあまあの」「満足のいく」「悪くない」という意味や、量や程度が「かなりの」「相当な」という意味でも用いられます。さらに、人が「親切な」「まともな」という意味も持ちます。
きちんとした服装 (Respectable clothing)
Please wear something decent for the interview.
(面接にはきちんとした服装をしてください。)
まあまあの収入 (Satisfactory income)
He earns a decent salary.
(彼はまあまあの給料を稼いでいる。)
親切な人 (Kind person)
She’s a very decent person, always willing to help.
(彼女はとてもまともな人で、いつも快く助けてくれる。)
🕰️ 語源と歴史
「Decent」は、ラテン語の「decens」に由来します。これは「ふさわしい」「適切な」「上品な」を意味し、動詞「decere」(ふさわしい、似合う)の現在分詞形です。「decere」は「装飾」や「品位」といった概念と関連しています。つまり、「社会的な基準や期待に合致している」というニュアンスが元になっています。
16世紀半ばに英語に入り、「適切な」「ふさわしい」という意味で使われ始め、その後「まあまあの」「かなりの」といった意味も加わりました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
decent | 社会的な基準や道徳観から見て受け入れられる、または質や量が満足できるレベル。 |
proper | 特定の状況や目的に対して正しい、または礼儀作法にかなっている。 |
satisfactory | 要求や期待を十分に満たしており、不満がない状態。 |
⚡ 対義語 (反対の意味の言葉)
関連する対比
Decent (きちんとした) 行いは、indecent (下品な) 行いや improper (不適切な) 行いと対照的です。Decent (まあまあの) 品質は、poor (粗末な) 品質と反対です。
💬 実践的な例文
He’s a decent guy, always honest and fair.
彼はまともな男で、いつも正直で公平だ。
We found a decent restaurant near the hotel.
ホテルの近くでまあまあのレストランを見つけた。
It’s important to wear decent clothes to a wedding.
結婚式にはきちんとした服装をすることが重要だ。
She makes a decent living as a freelance writer.
彼女はフリーランスのライターとしてかなりの生計を立てている。
That was a decent attempt, even though you didn’t win.
勝てなかったけれど、それは立派な試みだったよ。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. If something is “decent,” it is generally considered ______.
解説:
何かが「decent」であるとは、一般的に「受け入れられる、または満足のいく (acceptable or satisfactory)」ということです。
2. He’s looking for a ______ job with a reasonable salary.
解説:
彼は手頃な給料の「ちゃんとした (decent)」仕事を探しています。
3. It wasn’t a great meal, but it was ______.
解説:
素晴らしい食事ではなかったが、「まあまあ (decent)」だった。
4. The opposite of “decent” behavior could be “______” behavior.
解説:
「Decent」(きちんとした)行動の反対は「indecent」(下品な、不作法な)行動です。
5. She always tries to be ______ to everyone she meets.
解説:
彼女は会う人すべてに対して常に「親切に、礼儀正しく (decent)」あろうとします。