Blunt /blʌnt/
無遠慮な、ぶっきらぼうな、鈍い
人の気持ちをあまり考えず、直接的に、ありのままに話すこと。また、刃物や先端が鋭くない、切れ味の悪い状態。
「Bluntな意見も時には必要、でも使い方は慎重に」
📚 意味と用法
blunt は、形容詞として主に二つの意味を持ちます。一つは、人の発言や態度が「無遠慮な」「率直すぎる」という意味です。相手を傷つける可能性があっても、思ったことをそのまま口にする様子を表します。もう一つは、ナイフの刃や鉛筆の先などが「鈍い」「丸い」状態を指します。動詞としては「鈍くする」という意味になります。
率直な意見 (Direct opinion)
To be blunt, your performance was not good enough.
(率直に言って、あなたのパフォーマンスは十分ではありませんでした。)
鈍い刃 (Dull edge)
This knife is too blunt to cut tomatoes.
(このナイフは鈍すぎてトマトが切れない。)
🕰️ 語源と歴史
「Blunt」の語源は完全には明らかではありませんが、中英語の「blont」または「blunt」に由来し、「鈍い、愚かな」といった意味があったとされています。古ノルド語の「blunda」(眠る、目を閉じる)との関連も指摘されており、「感覚が鈍い」というイメージから、物理的な鋭さの欠如や、言葉の繊細さの欠如へと意味が発展したと考えられています。
🔄 類義語
言葉のニュアンス
| blunt | しばしば無神経なほど率直。ネガティブな含みがある。 |
| frank | 正直で隠し事をしない率直さ。より誠実さが強調される。 |
| direct | 遠回しでなく、要点をストレートに伝えること。 |
⚡ 対義語
関連する対比
物理的な意味では blunt (鈍い) の反対は sharp (鋭い) です。発言に関しては、blunt (無遠慮な) の反対は、相手を気遣う tactful (機転の利く) な態度です。
💬 実践的な例文
He has a very blunt way of speaking, but he is honest.
彼はとてもぶっきらぼうな話し方をするが、正直者だ。
The pencil is blunt; I need to sharpen it.
鉛筆の先が丸いので、削らなければならない。
She gave me some blunt advice about my career.
彼女は私のキャリアについて、いくつかの率直なアドバイスをくれた。
The investigators used a blunt object to break the window.
捜査官は窓を割るために鈍器を使った。
His blunt honesty is both a strength and a weakness.
彼の無遠慮なほどの正直さは、長所でもあり短所でもある。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. The opposite of a sharp knife is a ______ knife.
解説:
“sharp”(鋭い)の物理的な対義語は “blunt”(鈍い)です。
2. To be ______, I don’t think your idea will work.
解説:
「率直に言うと」と前置きして厳しい意見を述べる際には “To be blunt” という表現が使われます。
3. A person who is not afraid to say exactly what they think, even if it is upsetting, can be described as ______.
解説:
相手を動揺させる可能性があっても、思ったことをそのまま言う人は “blunt”(無遠慮な)と表現されます。
4. The verb “to blunt” means to make something ______.
解説:
動詞の “to blunt” は、何かを「鈍くする」、つまり「鋭さを失わせる (make less sharp)」ことを意味します。
5. She preferred his ______ honesty to her friend’s fake compliments.
解説:
友人の偽のお世辞と対比されているため、彼の「率直な (blunt)」正直さを好んだ、という文脈が自然です。
