漢文 返り点学習ゲーム
基本ルール
- 返り点が付いていない部分は上から下へ順に読みます。
- レ点 (レ): すぐ下の漢字から、レ点が付いている漢字に返って読みます。
- 一二(三)点 (一, 二, 三): 一点が付いている漢字から二点が付いている漢字へ返ります。間に他の漢字があればそれらも順番に読みます。
- 上(中)下点 (上, 中, 下): 一二点を挟んで更に返る場合に使います。下点から中点・上点へ返ります。
- 甲乙丙点 (甲, 乙, 丙): 上下点を挟んで更に返る場合に使います。
- 再読文字: 「未」「将」「宜」「須」「猶」などは、一度目は副詞的に読み、二度目に本来の動詞や助動詞として返って読みます。多くの場合、返り点(レ点や一二点など)を伴います。
早く慣れるコツ(読むときの優先順位の目安)
- レ点は即座に処理:レ点を見つけたら、すぐに一字返って読みます。
- 一二点はブロックで処理:一点を見つけたら、二点までを一つのブロックと考え、そのブロック内で返り点(レ点など)を処理しながら、一点 → (間の文字) → 二点 の順で読みます。
- 上下点はさらに大きなブロックで処理:上下点も同様に、下点から上点までを大きなブロックとして捉え、その内部の一二点やレ点を解決しながら読み進めます。
- 重要: 複雑な場合は、まず文全体の返り点の構造(どの返り点がどの範囲を対象にしているか)を把握することが大切です。
※解説では、返り点を辿る順序と、実際の訓読(読み下し)の語順が異なる場合があることを説明しています。特に助字(置き字など)の扱いに注意しましょう。