【Egoism – 利己主義】

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【Egoism – 利己主義】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「Egoism」は、ラテン語の「ego」(「私」)に由来し、自己中心的で自己利益を追求する態度や性格を表します。

具体的には、自分の利益を優先し、他人や社会全体の利益を度外視する態度や、自己満足や自己顕示欲が強い性格を指すことがあります。

「Egoism」は、「自己中心主義」としても訳されます。

なお、「Egoism」の反対語としては「Altruism(利他主義)」があります。

類義語・反対語は?それぞれの意味の日本語も併記してもらえますか?

類義語:

  1. Selfishness(自己中心性): 自分の利益や欲望を他者のそれよりも優先する性質。
  2. Narcissism(ナルシシズム): 自己愛が強く、他人に対して無関心である状態。
  3. Egocentrism(自我中心性): 自分自身を中心に物事を考え、他者の立場や感情を理解するのが難しい状態。

反対語:

  1. Altruism(利他主義): 他者の利益を自分の利益よりも優先する考え方や行動。
  2. Selflessness(無私): 自分の利益を考えず、他者のために行動する性質。
  3. Generosity(寛大さ): 物や感情を惜しみなく与えることができる性質。

似た単語で間違いやすい単語はありますか?

「egotism」という単語がありますが、これは「自己顕示欲」という意味で、本来の「egoism」とは異なる意味を持ちます。注意が必要です。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「Egoism」という単語は、フランスの哲学者であるオーギュスト・コントによって生み出されたと言われています。彼は、「自己愛(égoïsme)」という言葉を作り、それを肯定的な意味で用いました。その後、「egoism」という言葉が広まり、現在では利己的な態度や自分本位の考え方を指すようになりました。

また、心理学者のジークムント・フロイトは、人間の心理を「エゴ」と「スーパーエゴ」、「アイド」の3つの部分に分け、その中で「エゴ」とは自己愛的な側面を指す言葉として使用しています。

一方、日本語では「利己主義」や「自己中心的」といった表現が用いられることが多く、特に反対語としては「利他主義」や「協調性」といった言葉が挙げられます。

この単語を使った例文をいくつか教えてください

  1. His egoism prevents him from thinking about the needs of others.
    彼の利己主義は他人の必要性を考えることを妨げている。
  2. The politician’s egoism was evident in his refusal to compromise.
    政治家の利己主義は妥協することを拒否することで明らかになった。
  3. She accused him of egoism and not caring about anyone else’s feelings.
    彼女は彼を利己主義者であり、他人の気持ちを考えていないと非難した。

【Egoism – 利己主義】のコロケーション

  1. Blatant egoism: 露骨な利己主義 – 他者を全く考慮せず、自分の利益を追求する態度。
  2. Philosophical egoism: 哲学的利己主義 – 倫理や哲学的な観点から、利己主義が人間の本質であると考える立場。
  3. Economic egoism: 経済的利己主義 – 経済活動において、個人や企業が自己の利益の最大化を目指す態度。
  4. Psychological egoism: 心理的利己主義 – 人間は本能的に自己利益を追求する生き物であり、すべての行動は自己利益から出ているとする考え方。
  5. Rational egoism: 合理的利己主義 – 自己利益を追求することが合理的であると考え、そのための行動を取る立場。