語源・類義語・反対語・例文
【Counterpart – 相当するもの】という単語の語源とか由来を知っていますか?
“Counterpart”の語源は、16世紀初頭にさかのぼります。この英単語は、フランス語の「contrepartie」から派生しており、「contre」(対抗)と「partie」(部分)の組み合わせから成り立っています。本来の意味は、「対になるもの」や「対応する部分」を指し、二つの要素が対になっている状態や、一方が他方に対応する関係を示しています。
時が経つにつれて、「counterpart」は、ひとつの事物や人物が別の事物や人物に対応する関係、特に補完的または相対的な関係にある場合に使用されるようになりました。例えば、異なる国の政治家が互いの「counterpart」である場合、彼らは類似の立場や役割を持ち、対応する関係にあると見なされます。
このように、「counterpart」は、対応する、または相当するものを指す際に使われ、二つの要素がどのように関連しているかを示すのに役立つ単語です。
The origin of the word “counterpart” can be traced back to the early 16th century. This English word is derived from the French term “contrepartie,” which is a combination of “contre” (against) and “partie” (part). The original meaning refers to something that forms a pair or corresponds to another part, indicating a state where two elements are paired or one element corresponds to another.
Over time, “counterpart” has come to be used to describe a situation where one thing or person corresponds to another, especially in a complementary or analogous relationship. For instance, when politicians from different countries are each other’s counterparts, they are considered to have similar positions or roles and are in a corresponding relationship.
Thus, “counterpart” is used to denote something that corresponds to or is equivalent to something else, helping to illustrate how two elements are related.
この単語の類義語・反対語を教えてください。
類義語
- Equivalent – 同等のもの
- Match – 釣り合うもの
- Peer – 同等の人物
- Complement – 補完するもの
- Analog – 類似物
- Correspondent – 対応するもの
- Twin – 双子のように似たもの
- Parallel – 並行するもの
- Counterpart – 相手役
- Mirror – 鏡像のもの
反対語
- Opposite – 反対のもの
- Contrast – 対照的なもの
- Antithesis – 正反対
- Divergence – 乖離するもの
- Discrepancy – 不一致
- Conflict – 対立するもの
- Mismatch – 不釣り合いなもの
- Disparity – 不等
- Inconsistency – 矛盾するもの
- Contradiction – 矛盾
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- Equivalent:
- “Equivalent”は、機能や価値が同等であることを意味しますが、”counterpart”よりも幅広い文脈で使われ、特に数学や科学で見られます。”Counterpart”は、特に二つの異なるシステムやグループ内で対応する要素を指すのに対し、”equivalent”は一般的に等価性を強調します。
- Complement:
- “Complement”は、あるものを完全にするための補完品を指します。”Counterpart”とは異なり、”complement”は一方が他方なしでは完全ではないという関係を示唆します。”Counterpart”は、より対等な関係または対応する関係を指します。
- Peer:
- “Peer”は、地位や能力が等しい人を指すことが多いです。”Counterpart”が異なるグループや組織の間で対応するものを指すのに対し、”peer”は同一のグループ内での等価性や同等性を示します。
- Twin:
- “Twin”は、外見や特性が非常に似ている二つのものを指しますが、必ずしも機能的な対等性を意味するわけではありません。”Counterpart”は、異なる文脈やフレームワーク内での対応する関係に焦点を当てます。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
The CEO of the company met with his international counterpart to discuss the collaboration between their organizations.
(その会社のCEOは、国際的な相手方と会って、両組織の協力について話し合った。)
In the negotiation, each party presented their proposal and its counterpart responded with their own suggestions.
(交渉では、各当事者が自身の提案を示し、それに対応して相手方が自分たちの提案を提示した。)
The director is responsible for overseeing the operations in the local branch, while their counterpart overseas manages the international division.
(そのディレクターは、現地支店の運営を監督する責任がありますが、海外の相手方は国際部門を管理しています。)
Sarah is my counterpart in the marketing department. We work closely together on campaigns and strategies.
(サラは私のマーケティング部門の相手方です。私たちはキャンペーンや戦略について密に協力しています。)
The prime minister of the country held a meeting with his foreign counterparts to address global security issues.
(その国の首相は、グローバルな安全保障問題に対処するために、外国の相手方と会議を開きました。)
【counterpart – 相当するもの】のコロケーション
- Foreign counterpart – 外国の相当する人物
- 異なる国の組織や政府における、同等の立場や職務を持つ人物を指します。例えば、日本の外務大臣の外国の相当する人物として、他国の外務大臣を指すことがあります。
- Business counterpart – ビジネスの相当する人物
同じ業界や異なる企業内で、類似の役割や職務を担う人物。この用語は、パートナーシップや協力関係を築く際によく使用されます。 - Counterpart agreement – 相当する合意
- 二つの異なる団体間で結ばれる、対等な条件や内容を持つ合意や契約を指します。これは、国際的な取引や協力の文脈でよく見られます。
- Technical counterpart – 技術的な相当するもの
- 特定の技術分野やプロジェクトにおいて、同等の技術的知識やスキルを持つ人物や要素を指します。この用語は、技術交流や共同研究の文脈で使用されることがあります。
- Counterpart funds – 相当する資金
- 国際援助や融資において、受け取る国が提供する対応する資金。これは、援助の効果を高めるために、受け取る側の国が自国の資源を投じることを意味します。
“Counterpart”という単語は、同等の立場や役割を持つ人物や物事、合意などを指す際に用いられる表現です。この単語を含む一般的なコロケーションには、「外国の相当する人物(Foreign counterpart)」、「ビジネスの相当する人物(Business counterpart)」、「相当する合意(Counterpart agreement)」、「技術的な相当するもの(Technical counterpart)」、「相当する資金(Counterpart funds)」などがあります。これらの用例は、”counterpart”が異なる分野や状況でどのように使用されるかを示しています。
例えば、「外国の相当する人物」は、異なる国の組織や政府において同等の立場を持つ人物を指し、国際的な協力や対話の文脈で重要です。「ビジネスの相当する人物」は、業界内で似た役割を持つ人々間の協力関係を示します。「相当する合意」は、二つの異なる団体間で対等な条件を持つ契約を指し、国際的な取引や協力における基盤となります。「技術的な相当するもの」は、同じ技術分野やプロジェクトにおける同等の技術力を持つ要素や人物を指します。「相当する資金」は、国際援助において、受け取る国が提供する資金を意味し、援助の相互性や効果を高めるために用いられます。
これらのコロケーションは、”counterpart”が対等な関係性や相互作用を強調し、様々な文脈での協力や対話を促進する際にどのように役立つかを明確にしています。
The word “counterpart” is used to refer to individuals or things that hold equivalent positions or roles, agreements, and other instances of equivalence. Common collocations with “counterpart” include “Foreign counterpart,” “Business counterpart,” “Counterpart agreement,” “Technical counterpart,” and “Counterpart funds.” These examples demonstrate how “counterpart” is employed across different fields and situations.
For instance, a “Foreign counterpart” refers to individuals in different countries’ organizations or governments who hold similar positions, important in the context of international cooperation and dialogue. A “Business counterpart” signifies cooperative relationships among people with similar roles within the industry. A “Counterpart agreement” points to contracts between two different entities with equal terms, serving as a foundation for international transactions and cooperation. A “Technical counterpart” denotes elements or individuals with equivalent technical expertise in the same field or project. “Counterpart funds” refer to the funds provided by the recipient country in international aid, enhancing the mutuality and effectiveness of the assistance.
These collocations clarify how “counterpart” emphasizes equivalent relationships and interactions, facilitating cooperation and dialogue in various contexts.
文法問題: “counterpart” (相当するもの)
- 単数形・複数形: The Japanese minister met with his American _________ to discuss trade relations.
(A) counterpart
(B) counterparts
(C) counterparted
(D) counterparty
解答と解説: (A) counterpart counterpart は可算名詞ですが、ここでは「アメリカ側の対応者」という単数の意味で使われています。
– - 前置詞との組み合わせ: The new software is considered to be the _________ _________ its predecessor.
(A) counterpart of
(B) counterpart for
(C) counterpart to
(D) counterpart with
解答と解説: (C) counterpart to 「~に相当するもの」という意味で、counterpart は前置詞 to と一緒に使われます。
– - 文脈に合った形: The company’s CEO and her _________ at the rival firm are both highly respected in the industry.
(A) counterpart
(B) counterparts
(C) counterparted
(D) counterparty
解答と解説: (A) counterpart ライバル会社のCEOという特定の1人に相当する人物を指すため、単数形が適切です。
– - 類義語: The president’s _________ in the opposition party was known for his sharp wit and debating skills.
(A) counterpart
(B) equivalent
(C) colleague
(D) rival
解答と解説: (A) counterpart counterpart は「対応する人や物」という意味で、ここでは野党の党首を指しています。equivalent は「同等のもの」、colleague は「同僚」、rival は「ライバル」という意味で、文脈に合いません。
– - 誤文訂正: The two countries signed a treaty to promote cooperation between their counterparts in the field of science and technology.
解答と解説: counterparts → counterpart organizations/institutions counterpart は人や物に相当するものという意味なので、ここでは counterpart organizations や counterpart institutions のように、組織や機関を表す言葉に変更する必要があります。