「会社の新人、大学の一年生、チームの若手選手のように、junior は経験や立場が相対的に下の人や状態を示す」
📚 意味と用法
junior は形容詞としても名詞としても使われ、主に「年下」や「下位」を表します。対義語は senior です。
形容詞としての意味
- 年下の、年少の: 年齢が相対的に低いことを示します。「junior to someone」で「(人)より年下」となります。
例: My sister is two years junior to me. (妹は私より2歳年下だ。) - 地位[階級]が下位の、後輩の: 会社や組織などでの立場が低いことを示します。
例: a junior officer (下級将校), junior staff (若手スタッフ) - (米国の学校制度で)下級学年の: 高校や大学の3年生 (junior year) や、中学校 (junior high school) を指します。スポーツでは年少者の部門 (junior league) など。
例: He is in his junior year of college. (彼は大学3年生だ。)
名詞としての意味
- 年少者、後輩、下級生: 年齢や地位、学年が下の人。
例: He is my junior by five years. (彼は私より5歳年下だ。) / Seniors should help juniors. (上級生は下級生を助けるべきだ。) - (名前の後につけて)Jr. / Jnr.: 同名の父親 (Senior, Sr.) と区別するために息子の名前に付けます。
例: John F. Kennedy Jr.
Aのコロケーション例: junior member, junior position, junior league
🕰️ 語源と歴史
「Junior」の語源は、ラテン語の形容詞「juvenis」(若い、英語の juvenile の語源)に遡ります。
その比較級である「junior」(より若い)が、そのままの形で13世紀頃に英語に取り入れられました。
当初は文字通り「より若い、年下の」という意味で使われていましたが、後に年齢だけでなく、地位や階級、経験などが相対的に下であることを示す意味でも広く使われるようになりました。
📋 比較級・最上級と派生語
Junior (形容詞) の比較級・最上級
形 | 英語 | 意味 |
---|---|---|
原級 | junior | 年下の、下級の |
比較級 | more junior | より年下の、より下級の |
最上級 | most junior | 最も年下の、最も下級の |
比較級・最上級は通常 more/most を用います。
派生語と関連語
- Juniors (名詞複数形) – 年少者たち、後輩たち、下級生たち
The competition is open to juniors under 18.
- Juniority (名詞) – 年下であること、下位であること、後輩であること
Promotion is sometimes based on seniority rather than juniority.
🔄 類義語
⚡ 反対語
混同しやすい単語
Junior は相対的な若さや地位の低さを示しますが、以下の単語とはニュアンスが異なります。
- Youngster / Youth: 一般的に若い人。
- Minor: 法律上の未成年者。
💬 実践的な例文
As a junior member of the team, he assists senior colleagues.
チームの後輩メンバーとして、彼は先輩の同僚を手伝っている。(形容詞)
My brother is five years my junior. / My brother is five years junior to me.
私の弟は私より5歳年下です。(名詞 / 形容詞)
He plays in the junior tennis tournament.
彼はジュニアのテニストーナメントに出場する。(形容詞)
She started as a junior programmer and is now a team leader.
彼女は下級プログラマーとしてスタートし、今はチームリーダーだ。(形容詞)
The university welcomes both seniors and juniors to the event.
その大学は上級生も下級生もそのイベントに歓迎する。(名詞)
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. He is a __________ partner at the law firm.
解説:
名詞 “partner” を修飾する形容詞が必要です。「下位の、経験の浅い」という意味の形容詞 “junior” が適切です。”senior” は反対語です。
2. My daughter is starting __________ high school next year.
解説:
“junior high school” で「中学校」という複合名詞になります。形容詞 “junior” が適切です。
3. She is __________ to me by three years.
解説:
“be junior to someone” で「(人)より年下である」という表現になります。形容詞 “junior” が適切です。”younger” も「年下」ですが、通常 “younger than me” のように使います。