Wreck /rek/
(名詞)難破船、残骸、破壊 (動詞)破壊する、難破させる
船や乗り物が破壊された状態やその残骸。転じて、健康や計画などが台無しになること、またはその状態の人。
「過去の Wreck から学び、未来の破壊を防ぐ」
📚 意味と用法
wreck は、名詞と動詞の両方で使われます。名詞としては、事故や嵐などで破壊された船(難破船)、列車、飛行機、建物などの「残骸」や「破壊された状態」を指します。比喩的に、健康や計画、人生などが完全に「台無しになった状態」や、精神的・肉体的に「ボロボロの人」を指すこともあります。動詞としては、何かを「破壊する」「難破させる」「台無しにする」という意味になります。
難破船・残骸 (Destroyed vessel/vehicle – Noun)
Divers explored the wreck of an old pirate ship.
(ダイバーたちは古い海賊船の難破船を探索した。)
破壊する・台無しにする (To destroy/ruin – Verb)
The storm wrecked several houses along the coast.
(その嵐は海岸沿いのいくつかの家を破壊した。)
🕰️ 語源と歴史
「Wreck」は、古ノルド語の「rek」または「wrek」に由来し、「漂流物、難破物」といった意味を持っていました。これはさらにゲルマン祖語の「*wrakaz」(追いやられたもの、追放されたもの)に遡り、動詞「*wrekaną」(追う、駆り立てる)と関連しています。古英語では「wræc」として存在し、「追放、苦難、復讐」などの意味がありましたが、中英語期にスカンジナビア系の言語の影響を受け、「難破」や「破壊」という意味が強まりました。「wreak」((損害などを)加える)も同語源です。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
wreck (名詞) | 特に乗り物や船が完全に破壊された状態やその残骸。 |
ruin (名詞) | 建物などが徐々に、または完全に破壊された状態。計画や人生の破滅も指す。 |
wreck (動詞) | 物理的に激しく破壊する、または計画などを台無しにする。 |
⚡ 対義語 (反対の行動や状態)
関連する対比
何かを wreck (破壊する) のとは反対に、build (建てる) や repair (修理する) 行為があります。
💬 実践的な例文
The car was a complete wreck after the accident.
事故の後、その車は完全に大破していた。
He felt like a nervous wreck before his exam.
試験前、彼は神経が参っているように感じた。(精神的にボロボロ)
Don’t wreck your chances by being late for the interview.
面接に遅刻してチャンスを台無しにしないで。
The old building was a wreck, but they decided to renovate it.
その古い建物は廃墟同然だったが、彼らはそれを改修することに決めた。
A single mistake can wreck years of hard work.
たった一つの間違いが長年の努力を台無しにすることがある。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. The Titanic became a famous ______ at the bottom of the ocean.
解説:
タイタニック号は海底の有名な「難破船 (wreck)」となりました。
2. His health was ______ by years of smoking.
解説:
彼の健康は長年の喫煙によって「損なわれました (wrecked)」。
3. The term “nervous ______” describes someone who is extremely anxious or stressed.
解説:
「ナーバス・レック (nervous wreck)」という言葉は、極度に不安やストレスを感じている人を表します。
4. The hurricane ______ the entire coastal town.
解説:
ハリケーンは海岸沿いの町全体を「破壊しました (wrecked)」。
5. ______ divers often explore sunken ships.
解説:
「沈船 (Wreck)」ダイバーはしばしば沈没船を探索します。