「shrewd な判断が、ビジネスの勝敗を分ける」
📚 意味と用法
shrewd は、形容詞として、人やその判断・行動が「抜け目のない」「賢明な」ことを表します。特に、ビジネスや交渉など、実利的な状況で優れた判断力を発揮する際に使われます。単に頭が良いだけでなく、状況の本質を見抜き、機転を利かせて有利な立場を築く、という実践的な賢さを指します。
抜け目のないビジネスマン (Astute businessperson)
She is a shrewd businesswoman who has built a successful empire.
(彼女は成功した帝国を築き上げた、抜け目のない実業家だ。)
賢明な投資 (Wise investment)
It was a shrewd move to invest in that company early on.
(早い段階でその会社に投資したのは賢明な一手だった。)
🕰️ 語源と歴史
「Shrewd」の語源は興味深く、中英語の「shrewed」(邪悪な、呪われた)に遡ります。これは「口やかましい人、悪人」を意味する「shrewe」から来ています(シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』の原題は *The Taming of the Shrew*)。元々は非常にネガティブな意味でしたが、時代とともに「悪賢い」から「ずる賢い」、そして最終的には「抜け目のない、鋭い」という肯定的な意味合いへと変化しました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
A shrewd negotiator (抜け目のない交渉人) は、a naive opponent (世間知らずな相手) を容易に出し抜くことができます。Shrewdな判断は、foolish (愚かな) 決断とは対極にあります。
💬 実践的な例文
He is a shrewd judge of character.
彼は人を見る目が鋭い。
She made a shrewd investment that paid off handsomely.
彼女は賢明な投資を行い、それが大きな利益を生んだ。
A shrewd politician knows how to win votes.
抜け目のない政治家は票の集め方を知っている。
He gave a shrewd smile, knowing he had the advantage.
彼は自分が有利だとわかっていたので、抜け目なく微笑んだ。
With shrewd timing, she announced her candidacy.
絶妙なタイミングで、彼女は立候補を表明した。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. A ______ investor can spot a good opportunity.
解説:
良い機会を見抜けるのは「抜け目のない(shrewd)」投資家です。
2. Which of the following best describes a shrewd person?
解説:
shrewdな人は「優れた判断力を持っている(Has good judgment)」と説明できます。
3. The original meaning of shrewd was ______.
解説:
語源的には、shrewdは元々「邪悪な(wicked)」という意味でした。
4. He ______ negotiated a better deal for the company.
解説:
会社にとってより良い契約を交渉したのは「抜け目なく(shrewdly)」行動した結果です。
5. An antonym for shrewd is ______.
解説:
shrewd(賢明な)の対義語として「賢明でない(unwise)」が適切です。