「食卓の定番から勇気の試金石まで、chicken は日常に深く根付いています」
📚 意味と用法
chicken は、名詞として複数の意味を持ちます。最も一般的なのは家禽のニワトリやその食用の肉を指しますが、口語では臆病者を指すスラングとしても使われます。また、年齢に関わらず「ひよこ」や若い鳥を指すこともあります。
食材としての Chicken
We are having roasted chicken for dinner tonight.
(今夜の夕食はローストチキンです。)
臆病者としての Chicken
Don’t be such a chicken! It’s just a small spider.
(そんなに怖がらないで!ただの小さなクモだよ。)
🕰️ 語源と歴史
「Chicken」の語源は、古英語の「cicen」または「cycen」に遡ります。これはゲルマン祖語の「*kikina-」に由来すると考えられています。
元々は若いニワトリ、つまり「ひよこ」を指す言葉でしたが、次第に成長したニワトリやその肉も指すようになりました。
「臆病者」としての意味は、17世紀頃から使われ始めたとされています。これは、ニワトリが比較的臆病な動物であるという一般的な認識に基づいている可能性があります。
📋 複数形と関連語
Chicken の複数形
形 | 英語 | 備考 |
---|---|---|
単数形 | chicken | ニワトリ1羽、鶏肉 |
複数形 (動物) | chickens | 複数のニワトリ |
複数形 (食肉) | chicken | (不可算名詞として)鶏肉 |
※ 食肉としての「chicken」は通常不可算名詞ですが、「several different chickens (数種類の鶏肉料理)」のように種類を指す場合は可算名詞として扱われることもあります。
関連語
- Chick (名詞) – ひよこ、若い女性(俗)
The mother hen protected her chicks.
- Hen (名詞) – 雌鶏
The hen laid an egg.
- Rooster / Cock (名詞) – 雄鶏
The rooster crows at dawn.
- Poultry (名詞) – 家禽類(鶏、七面鳥など)
This farm raises various kinds of poultry.
🔄 類義語 (文脈による)
類義語のニュアンスの違い
chicken (食肉) | 最も一般的な鶏肉の呼称 |
poultry | 鶏、七面鳥、アヒルなど家禽の肉全般 |
chicken (臆病者) | 臆病な人を指す口語表現 |
coward | 危険や困難を避ける臆病な人(よりフォーマル) |
⚡ 反対語 (文脈による)
注意点
「Chicken」の反対語は、どの意味で使われているかによって大きく異なります。「臆病者」としての chicken の反対は「勇敢な人」などになりますし、「鶏肉」としての chicken に直接的な反対語はありませんが、他の種類の肉(beef, pork など)が対比として挙げられます。
💬 実践的な例文
My favorite dish is fried chicken with mashed potatoes.
私の好きな料理はフライドチキンとマッシュポテトです。
He was too chicken to ask her out on a date.
彼は臆病で彼女をデートに誘えなかった。
The farmer raises chickens for their eggs and meat.
その農家は卵と肉のためにニワトリを飼育している。
“Don’t count your chickens before they hatch.” is a common proverb.
「捕らぬ狸の皮算用(孵る前からひよこの数を数えるな)」はよく使われることわざです。
This soup is made with chicken broth and fresh vegetables.
このスープは鶏の出汁と新鮮な野菜で作られています。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. He wanted to go bungee jumping, but at the last moment, he ________ out.
解説:
「chicken out」は「怖気付いてやめる」という意味のイディオムです。この文脈では、バンジージャンプを直前で怖気付いてやめた、という意味になります。
2. For a light meal, I often have a ________ salad.
解説:
軽い食事として「チキンサラダ」は一般的な料理です。ここでは食材としての「chicken」が適切です。
3. The children loved visiting the farm to see the little ________ running around.
解説:
「little」という形容詞が付いていること、そして子供たちが喜んで見る対象であることから、「ひよこ」を意味する「chicks」が最も適切です。
4. “He’s a real ________; he’s afraid of his own shadow!”
解説:
「自分の影にも怯える」という記述から、その人が非常に「臆病者」であることがわかります。この意味で「chicken」が使われます。
5. How many ________ do you need for the recipe? We are cooking for ten people.
解説:
レシピで10人分の料理を作る際、丸鶏を何羽か使う、あるいは鶏肉の部位を複数使うことが想定されます。動物としてのニワトリを数える場合、または料理の単位として複数必要な場合は複数形の「chickens」を使います。文脈によっては肉の量を尋ねるために不可算名詞の「chicken」を使うこともありますが、「How many」と尋ねているため、可算名詞がより自然です。