「小さくても worm は土を豊かにする存在」
📚 意味と用法
worm は、名詞と動詞の両方で使われる単語です。名詞としては、主に細長い体を持つ無脊椎動物、特に「ミミズ」「蠕虫」を指します。また、コンピューターの世界では自己複製する悪意のあるプログラム「ワーム」も意味します。動詞としては、虫のように「這う」「くねくねと進む」、また情報を徐々に「引き出す」という意味で使われます。
名詞:ミミズ、虫 (Noun: Earthworm, Invertebrate)
The early bird catches the worm.
(早起きは三文の得。/ 早起きの鳥は虫を捕まえる。)
動詞:這う、忍び込む (Verb: Crawl, Wiggle)
He managed to worm his way through the crowd.
(彼は群衆の中を縫って進むことができた。)
🕰️ 語源と歴史
「Worm」は、古英語の「wyrm」に由来します。これは元々「蛇」や「竜」を意味する言葉でした。ゲルマン語族の言語では、この語根は大きな爬虫類から小さな無脊椎動物まで、細長い体を持つ生き物を指していました。現代では主に「ミミズ」や小さな虫類を指すように意味が狭まりました。
動詞としての使用は16世紀頃から始まり、虫の動きに似た「くねくね進む」動作や、「徐々に侵入する」という比喩的な意味で使われるようになりました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
worm (名詞) | 一般的な虫、特にミミズや細長い無脊椎動物。 |
worm (動詞) | 虫のように這う、徐々に進む、情報を引き出す。 |
crawl | より一般的な「這う」という動作。必ずしも虫の動きとは限らない。 |
⚡ 対義語 (反対の概念)
関連する対比
worm (虫として這う) ことは、fly (飛ぶ) ことや run (走る) ことと対照的です。また、生物学的には無脊椎動物としての worm は vertebrate (脊椎動物) と対比されます。
💬 実践的な例文
The garden is full of worms that help aerate the soil.
庭は土壌を通気性良くしてくれるミミズでいっぱいだ。
He tried to worm his way out of taking responsibility.
彼は責任を取ることからうまく逃れようとした。
The detective tried to worm information out of the suspect.
刑事は容疑者から情報を引き出そうとした。
A computer worm infected thousands of machines overnight.
コンピューターワームが一晩で何千台ものマシンに感染した。
The child wormed through the small gap in the fence.
子どもは柵の小さな隙間をくぐり抜けた。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. The early bird catches the ______.
解説:
「早起きは三文の得」という諺は英語では “The early bird catches the worm” と表現されます。
2. He tried to ______ information out of his colleague.
解説:
“worm information out of someone” は「巧妙に情報を引き出す」という意味の慣用表現です。
3. Which type of worm is beneficial for gardens?
解説:
ミミズ(earthworm)は土を耕し、土壌を豊かにするため庭に有益です。
4. The pronunciation of “worm” is:
解説:
“worm” は /wɜːrm/ と発音されます。「warm」(/wɔːrm/) とは異なる音です。
5. “She wormed through the crowd” means she:
解説:
“worm through” は虫のようにくねくねと、ゆっくりと注意深く進むことを意味します。