Goose /ɡuːs/
ガチョウ、おかしな人、いじめる、突く
水鳥の一種であるガチョウを指すほか、おかしな人や愚かな人、また動詞として「いじめる」「突く」という意味もある。
「Wild goose chase – 無駄骨を折る追跡」
📚 意味と用法
goose は、主に名詞として「ガチョウ」を意味しますが、複数の用法があります。名詞として、水鳥の一種である大型の鳥(複数形:geese)、また俗語で「おかしな人」「愚かな人」を指すこともあります。動詞としては「いじめる」「突く」「急かす」という意味で使われます。
鳥のガチョウ (The bird)
A flock of geese flew overhead in a V formation.
(ガチョウの群れがV字編隊で頭上を飛んでいった。)
動詞用法 (Verb usage)
The coach goosed the team to work harder.
(コーチはチームをもっと頑張るよう急かした。)
🕰️ 語源と歴史
「Goose」は、古英語の「gōs」に由来し、さらにゲルマン祖語の「*gans-」に遡ります。この語根は、印欧祖語の「*ǵʰans-」(ガチョウ)から来ており、多くの言語で類似の形を取っています(ドイツ語: Gans、オランダ語: gans)。
複数形の「geese」は、古英語の「gēs」から来ており、これは母音交替(アブラウト)による不規則活用の例です。動詞としての用法は19世紀後期に発達し、「ガチョウが首で突く動作」から転じて「いじめる」「急かす」という意味になりました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
goose (名詞) | 具体的にガチョウという鳥を指す。俗語で「おかしな人」も。 |
goose (動詞) | 軽く突いて急かす、いじめるような行為。 |
prod | より一般的な「突く」「刺激する」。物理的・比喩的両方で使用。 |
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
誰かを goose (急かす) することは、その人を calm (なだめる) ことや restrain (抑制する) ことと対照的です。
💬 実践的な例文
The farmer raised geese for their eggs and feathers.
農夫は卵と羽毛のためにガチョウを飼育していた。
Don’t be such a goose – it’s obviously a joke!
そんなにおかしな反応しないで – 明らかに冗談でしょう!
The coach goosed the players to run faster during practice.
コーチは練習中に選手たちをもっと速く走るよう急かした。
Searching for the perfect gift became a wild goose chase.
完璧なギフトを探すのは無駄骨になった。
The scary story gave everyone goose bumps.
その怖い話でみんなに鳥肌が立った。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. A flock of ______ flew south for the winter.
解説:
Gooseの複数形は不規則活用で「geese」です。
2. The horror movie gave me ______.
解説:
“Goose bumps”は「鳥肌が立つ」という意味の慣用表現です。
3. Looking for that old document was a wild ______ chase.
解説:
“Wild goose chase”は「無駄な追跡、徒労」を意味する慣用句です。
4. The supervisor ______ the lazy employee to work harder.
解説:
動詞の”goose”は「急かす」「いじめる」という意味で使われます。
5. A baby goose is called a ______.
解説:
ガチョウの雛は”gosling”と呼ばれます。”Gander”は雄の成鳥です。