【neutrality – 中立】
【neutrality – 中立】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「neutrality(中立)」は、ラテン語の「neutralitas(中立)」から派生しています。この語は「neuter(中立の)」に由来し、「neuter」は「ne-(ない)」と「uter(どちらか)」を組み合わせたもので、直訳すると「どちらでもない」という意味です。「neutralitas」は、「中立であること」を示す名詞であり、現代英語においても「neutrality」は意図的に立場を取らない状態や中立の姿勢を表す言葉として使われています。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語:
- Impartiality(公平性)
- Nonalignment(非同盟)
- Detachment(分離、冷静さ)
- 反対語:
- Bias(偏見)
- Partiality(えこひいき)
- Partisanship(党派性)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- impartiality
- 「impartiality」は公平性を意味し、判断や意見が特定の側に偏らないことを指します。「neutrality」は中立を意味し、特定の立場を取らずに平等を保つことですが、状況によっては単に意見を持たないことに加え、積極的に関与しないことを含む場合があります。したがって、いずれも中立的な立場を取ることを意味しますが、「impartiality」はより判断の公平性に重点が置かれ、「neutrality」はより広い意味での立場を指します。
- nonalignment
- 「nonalignment」は特に政治や国際関係において、同盟やグループに属さない状態を指します。「neutrality」は中立を意味し、より一般的な立場や姿勢を示します。「nonalignment」は特定の国際的立場を表すのに対し、「neutrality」は広く中立の概念を表します。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「neutrality(中立)」という概念は、歴史的に重要な役割を果たしてきました。例えば、スイスは長い間、国際的な紛争に巻き込まれないように中立を維持してきました。スイスの中立政策は、19世紀初頭から現在に至るまで、国際的な平和の象徴とされています。この政策により、スイスは第二次世界大戦中も戦争の影響を受けることなく、国際的な外交や経済活動を行うことができました。また、スイスのジュネーブには国際連合や赤十字などの国際機関が本部を置いており、中立的な地位を活かして国際的な調停や援助活動を支援しています。このように、中立は単なる立場ではなく、国際的な安定と平和を保つための重要な政策や姿勢となっています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The country maintained its neutrality during the conflict to avoid getting involved in the war.
- その国は戦争に巻き込まれないように、中立を維持した。
- Her neutrality in the debate allowed her to mediate fairly between both sides.
- 彼女の討論での中立性は、双方の間で公平に仲介することを可能にした。
- Neutrality in international relations often requires careful diplomacy and strategic balance.
- 国際関係における中立性は、慎重な外交と戦略的なバランスを必要とすることが多い。
- The judge’s neutrality ensured that the trial was conducted without any bias.
- 裁判官の中立性により、裁判は偏見なく進められた。
- In the conflict, several nations declared neutrality to protect their economic interests.
- 紛争の中で、いくつかの国が経済的利益を守るために中立を宣言した。