まかづ
押さえたい重要古語 動詞・ダ行下二段活用(謙譲・丁重) 退出する/おいとまする・奉公を退く 意味・文法・クイズで学ぶ
高い人のもとから、へりくだって出ていく

まかづ(罷づ)【古文】の意味を総まとめ!
「退出する / おいとまする・奉公を退く」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「まかづ(罷づ)」。まずは、「①退出する」と、「②おいとまする・奉公を退く」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 貴人の前から出る
退出する
②
ポイント② 仕える場所から退く
おいとまする・奉公を退く
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

罷づ(動詞・ダ行下二段活用(謙譲・丁重))

意味をつなぐ学習イメージ

「高い人のもとから、へりくだって出ていく」

どこから出るのか、退出か退職かを読む
まかづ
01 / Core Meanings

「まかづ」の意味・用法マップ

貴人の前から出ると仕える場所から退くを読み比べる

学習の手がかり:高い人のもとから、へりくだって出ていく

貴人の前から出るの場面では「退出する」、仕える場所から退くの場面では「おいとまする・奉公を退く」を手がかりに、文脈に合う読み方を確かめます。

ポイント① 貴人の前から出る ① POINT

退出する

主な文脈:貴人の前から出る

貴人の御前や宮中などから、へりくだって退出することを表します。「退出する」という捉え方を、例文の状況と結び付けましょう。

💡 短い学習用の創作例

「用事果てて、御前よりまかづ。」

訳:用事が終わって、御前から退出する。

ポイント② 仕える場所から退く ② POINT

おいとまする・奉公を退く

主な文脈:仕える場所から退く

宮仕えなどを辞めて退出する場合にも用います。退席だけなのか、奉公そのものを退くのかは文脈次第です。「おいとまする・奉公を退く」というポイントを、前後の表現と一緒に確認しましょう。

💡 短い学習用の創作例

「長き宮仕へをやめて、まかでぬ。」

訳:長い宮仕えを辞めて、おいとました。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「まかづ」の訳し分け

どこから出るのか、退出か退職かを読む

!
読解で使うチェックポイント

「まかづ」の前後にある言葉を確かめよう

① 貴人の前から出る

👉「退出する」

貴人の御前や宮中などから、へりくだって退出することを表します。

② 仕える場所から退く

👉「おいとまする・奉公を退く」

宮仕えなどを辞めて退出する場合にも用います。退席だけなのか、奉公そのものを退くのかは文脈次第です。

現代語訳で押さえたいポイント

「まかづ」は文脈とセットで!

「参上する」とは移動の向きが逆です。2つのカードは、退出という意味を一時的な退席と奉公から退く場面で比較しています。丁重に「出る」と述べる用法もあります。

訳語を選ぶときの合言葉
どこから出るのか、退出か退職かを読む
訳の候補を当てはめたあと、主語・対象・否定表現まで読んで意味が通るかを確かめましょう。
03 / Etymology & Memory Hack

イメージで覚える!「まかづ」の成り立ちと覚え方

まかづ=貴人のもとから出る、活用はダ下二

表記・語の成り立ちを確認

覚える手がかりは「罷づ」。

「まかりいづ」が縮まった語とされます。「罷る」と「出づ」を、退出という動きに結び付けて覚えます。

貴人の前から出る
退出する
➔
まかづ
おいとまする・奉公を退く

敬意は、退出する本人を高めるのではなく、そこから離れる貴人に向かいます。行き先だけに注目しないようにします。

短いフレーズと覚え方

声に出して確認する「まかづ」の短い学習セット

次の2つは意味・用法を確認するための学習用の創作フレーズです。実在作品からの引用ではありません。

①「用事果てて、御前よりまかづ。」 = 用事が終わって、御前から退出する。
②「長き宮仕へをやめて、まかでぬ。」 = 長い宮仕えを辞めて、おいとました。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「まかづ、
まかづ=貴人のもとから出る、活用はダ下二!」

04 / Grammar & Usage

「まかづ」の文法と似た表現の整理

動詞・ダ行下二段活用(謙譲・丁重)を中心に、形と意味を確かめる

「まかづ」の文法整理

品詞:動詞・ダ行下二段活用(謙譲・丁重)
① ダ行下二段活用

まかで・まかで・まかづ・まかづる・まかづれ・まかでよ、と活用します。

② 「まかでぬ」の分解

「まかで」は連用形、「ぬ」はここでは完了の助動詞です。打消「ず」の連体形「ぬ」とは接続が異なります。

3つの表現・形を比べよう

似た表記でも役割は異なります。文中の形とつながりを確認します。

まかづ 退出する
ダ行下二段。「まかで」が未然形・連用形です。
まかる 退出する・行く
ラ行四段活用で、活用の種類が違います。
まうでく 来訪する
貴人のもとへ来る方向を表します。
05 / Classical Literature Examples

学習用の創作例で学ぶ!「まかづ」実践例文

① 貴人の前から出る(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「用事果てて、御前よりまかづ。」

【現代語訳】用事が終わって、御前から 退出する。
判別のコツ:「御前より」が出発点です。貴人の前から退きます。
② 仕える場所から退く(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「長き宮仕へをやめて、まかでぬ。」

【現代語訳】長い宮仕えを辞めて、おいとました。
判別のコツ:「やめて」があるため、ここでは奉公を退いて出る場面です。
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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「まかづ」の総まとめチェックリスト

① 貴人の前から出るを確認貴人の御前や宮中などから、へりくだって退出することを表します。
② 仕える場所から退くを確認宮仕えなどを辞めて退出する場合にも用います。退席だけなのか、奉公そのものを退くのかは文脈次第です。
③ 動詞・ダ行下二段活用(謙譲・丁重)まかづ=貴人のもとから出る、活用はダ下二

参考:小学館の辞書「罷出ず」(コトバンク)。語義・文法は参考資料を確認して整理しています。本文・クイズの短文は学習用の創作例で、実在作品の引用ではありません。現代語訳と解説は本記事で作成しています。

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