ふす
押さえたい重要古語 動詞・サ行四段活用/下二段活用 横になる・うつ伏せになる/伏せる・横たえる 意味・文法・クイズで学ぶ
体や物を、低く横たわる向きにする

ふす(伏す・臥す)【古文】の意味を総まとめ!
「横になる・うつ伏せになる / 伏せる・横たえる」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「ふす(伏す・臥す)」。まずは、「①横になる・うつ伏せになる」と、「②伏せる・横たえる」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 自分の姿勢を変える
横になる・うつ伏せになる
②
ポイント② 物などを伏せる
伏せる・横たえる
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

伏す・臥す(動詞・サ行四段活用/下二段活用)

意味をつなぐ学習イメージ

「体や物を、低く横たわる向きにする」

自分が伏すのか、何かを伏せるのかを確かめる
ふす
01 / Core Meanings

「ふす」の意味・用法マップ

自分の姿勢を変えると物などを伏せるを読み比べる

学習の手がかり:体や物を、低く横たわる向きにする

自分の姿勢を変えるの場面では「横になる・うつ伏せになる」、物などを伏せるの場面では「伏せる・横たえる」を手がかりに、文脈に合う読み方を確かめます。

ポイント① 自分の姿勢を変える ① POINT

横になる・うつ伏せになる

主な文脈:自分の姿勢を変える

人が自ら横になったり、頭を下げて伏したりする用法です。「横になる・うつ伏せになる」という捉え方を、例文の状況と結び付けましょう。

💡 短い学習用の創作例

「病みて、床にふしたり。」

訳:病気になって、床に横になっている。

ポイント② 物などを伏せる ② POINT

伏せる・横たえる

主な文脈:物などを伏せる

物を裏返して置く、何かを横たえるなど、対象に働きかける用法です。「伏せる・横たえる」というポイントを、前後の表現と一緒に確認しましょう。

💡 短い学習用の創作例

「杯を机にふせて、立ちぬ。」

訳:杯を机に伏せて、立った。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「ふす」の訳し分け

自分が伏すのか、何かを伏せるのかを確かめる

!
読解で使うチェックポイント

「ふす」の前後にある言葉を確かめよう

① 自分の姿勢を変える

👉「横になる・うつ伏せになる」

人が自ら横になったり、頭を下げて伏したりする用法です。

② 物などを伏せる

👉「伏せる・横たえる」

物を裏返して置く、何かを横たえるなど、対象に働きかける用法です。

現代語訳で押さえたいポイント

「ふす」は文脈とセットで!

四段は自動詞、下二段は他動詞です。四段には寝る・病気で寝込む・隠れるという意味もあります。「ふせり」は、文脈によって分解を確かめる必要があります。

訳語を選ぶときの合言葉
自分が伏すのか、何かを伏せるのかを確かめる
訳の候補を当てはめたあと、主語・対象・否定表現まで読んで意味が通るかを確かめましょう。
03 / Etymology & Memory Hack

イメージで覚える!「ふす」の成り立ちと覚え方

自分が伏す=四段、物を伏せる=下二段

表記・語の成り立ちを確認

覚える手がかりは「伏す・臥す」。

「伏」「臥」の表記から、身を低くしたり横になったりするイメージを覚えます。

自分の姿勢を変える
横になる・うつ伏せになる
➔
ふす
伏せる・横たえる

「臥す」の表記は横になる意味に、「伏す」はうつ伏せや物を伏せる意味に関わりますが、表記だけで活用を決めません。

短いフレーズと覚え方

声に出して確認する「ふす」の短い学習セット

次の2つは意味・用法を確認するための学習用の創作フレーズです。実在作品からの引用ではありません。

①「病みて、床にふしたり。」 = 病気になって、床に横になっている。
②「杯を机にふせて、立ちぬ。」 = 杯を机に伏せて、立った。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「ふす、
自分が伏す=四段、物を伏せる=下二段!」

04 / Grammar & Usage

「ふす」の文法と似た表現の整理

動詞・サ行四段活用/下二段活用を中心に、形と意味を確かめる

「ふす」の文法整理

品詞:動詞・サ行四段活用/下二段活用
① 四段と下二段の形

四段は連用形「ふし」・連体形「ふす」、下二段は連用形「ふせ」・連体形「ふする」です。

② 「ふせり」の分解に注意

横になっている文脈では、四段の已然形「ふせ」+存続「り」の可能性があります。表面の「ふせ」だけで下二段と決めません。

3つの表現・形を比べよう

似た表記でも役割は異なります。文中の形とつながりを確認します。

床にふしたり 四段の自動詞
自分が横になっていることを表します。
杯をふせたり 下二段の他動詞
対象物を伏せるという働きです。
ふせり 文脈で分解
四段の已然形+「り」という読みも確認します。
05 / Classical Literature Examples

学習用の創作例で学ぶ!「ふす」実践例文

① 自分の姿勢を変える(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「病みて、床にふしたり。」

【現代語訳】病気になって、床に 横になっている。
判別のコツ:自分が横になる用法で、「ふし」は四段の連用形です。
② 物などを伏せる(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「杯を机にふせて、立ちぬ。」

【現代語訳】杯を机に伏せて、立った。
判別のコツ:杯を対象にする他動詞です。「ふせ」は下二段の連用形です。
ORETAN 実践トレーニング

古文単語「ふす」クイズゲーム(全5問)

現在のスコア
0 / 5
QUESTION 1 OF 5

意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「ふす」の総まとめチェックリスト

① 自分の姿勢を変えるを確認人が自ら横になったり、頭を下げて伏したりする用法です。
② 物などを伏せるを確認物を裏返して置く、何かを横たえるなど、対象に働きかける用法です。
③ 動詞・サ行四段活用/下二段活用自分が伏す=四段、物を伏せる=下二段

参考:小学館の辞書「伏す」(コトバンク)。語義・文法は参考資料を確認して整理しています。本文・クイズの短文は学習用の創作例で、実在作品の引用ではありません。現代語訳と解説は本記事で作成しています。

古
ORETAN — 古典の里
英語も、古典も。物語で、夢中になる。
© ORETAN Classical Japanese Vocabulary Series. All rights reserved.