かかづらふ
押さえたい重要古語 動詞・ハ行四段活用 関わり合う・従事する・こだわる/現世にとどまる・生き長らえる 意味・文法・クイズで学ぶ
世事に「関わる」意味から、現世に「生き長らえる」意味へつなぐ

かかづらふ(係ふ・拘ふ)【古文】の意味を総まとめ!
「関わる・こだわる / 生き長らえる」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

人・物事・命とのつながりを表す動詞「かかづらふ(係ふ・拘ふ)」。 まずは、「①関わる・こだわる」と、「②生き長らえる」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 関わる・こだわる
関わり合う・従事する・こだわる
②
ポイント② 生き長らえる
現世にとどまる・生き長らえる
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

係ふ・拘ふ (動詞・ハ行四段活用)

意味をつなぐイメージ

「何かにつながり、離れられずにいる」

世事に「関わる」意味から、現世に「生き長らえる」意味へつなぐ。関わる対象が、世事か、命や現世かを見ると、訳が選びやすくなります。
かかづらふ
01 / Core Meanings

「かかづらふ」の意味・用法マップ

関わる・こだわると生き長らえるを文脈から理解する

学習イメージ:何かにつながり、離れられずにいる

文脈に合わせて、「関わる・こだわる」と「生き長らえる」を確かめます。以下の2枚は、意味と用法を整理するためのカードです。

ポイント ① 関わる・こだわる 📖 POINT 1

関わり合う・従事する・こだわる

主な文脈:世事・仕事・人との関係

人や物事とのつながりを持つ意味です。そこから離れられず、気にかけ続けるニュアンスを伴うこともあります。「関わる・こだわる」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「世の事にかかづらひて、暇なし。」

訳:世の中の物事に関わって、暇がない。

ポイント ② 生き長らえる 📘 POINT 2

現世にとどまる・生き長らえる

主な文脈:命・病・死別や出家の前後

現世とのつながりがなお続くことを表します。単に仕事に携わるという訳では、命をめぐる人物の思いが伝わりません。「生き長らえる」と訳せる状況かどうか、対象と人物の気持ちを確かめます。

💡 短い学習用の創作例

「なほこの世にかかづらふ。」

訳:なおこの世に生き長らえる。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「かかづらふ」の訳し分けルール

関わる対象が、世事か、命や現世かを見る

!
読解で使うチェックポイント

「かかづらふ」の対象と前後を確かめよう

① 世事・仕事・人との関係

👉 関わる・こだわる

「世の事に」が関わる対象です。「て」に続く「かかづらひ」は連用形です。

② 命・病・死別や出家の前後

👉 生き長らえる

「この世に」が現世を示す例です。生死を意識する文脈を想定して「生き長らえる」と訳しています。

現代語訳で押さえたいポイント

「かかづらふ」= つながって離れない

物事との関係なら「関わる・こだわる」が出発点です。一方、命や死別をめぐる文脈では、現世とのつながりが続くことを表して「生き長らえる」と訳します。対象だけで決めず、人物の状況も確かめましょう。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 世事に関わり、現世にとどまる
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「かかづらふ」の漢字と覚え方

つながって離れない

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「つながって離れない」!

心や身が何かにつながり、離れきれない場面を思い浮かべます。仕事につながれば「関わる」、命がこの世につながれば「生き長らえる」。これは意味をつなぐ学習用イメージです。

つながって離れない
何かにつながり、離れられずにいる
➔
かかづらふ
関わる・こだわる / 生き長らえる

補足:「こだわる」「気にかける」や、物にひっかかってまとわりつく意味もあります。現代仮名遣いの「かかずらう」ではなく、古文の活用は「かかづらふ」のハ行四段で整理します。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「かかづらふ」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

①「世の事にかかづらひて、暇なし。」 = 世の中の物事に関わって、暇がない。
②「なほこの世にかかづらふ。」 = なおこの世に生き長らえる。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「かかづらふ、
世事に関わり、現世にとどまる!」

04 / Grammar & Usage

「かかづらふ」の文法と関連語の違い

動詞・ハ行四段活用と、混同しやすい語を確認

「かかづらふ」の文法整理

品詞:動詞・ハ行四段活用
① ハ行四段活用の6つの形

未然「かかづらは」・連用「かかづらひ」・終止「かかづらふ」・連体「かかづらふ」・已然「かかづらへ」・命令「かかづらへ」です。語尾が、は・ひ・ふ・ふ・へ・へと変化します。

② 「かかづらはむ」は未然形+む

助動詞「む」は未然形に接続するので「かかづらはむ」となります。命の文脈では「生き長らえよう・生き長らえるだろう」など、主語や状況に応じて「む」の意味も判断します。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

かかづらふ 関わる・生き長らえる
何かとのつながりを保つ動詞。命の文脈にも使います。
かかはる 関係する
関係を持つことを表す語。文脈を見て「かかづらふ」の訳と比べます。
ながらふ 長く続く・生き延びる
命が続くことを直接表す場合、「生き長らえる」の理解を助けます。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「かかづらふ」実践例文

① 関わる・こだわる(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「世の事にかかづらひて、暇なし。」

【現代語訳】世の中の物事に 関わって、暇がない。
判別のコツ:「世の事に」が関わる対象です。「て」に続く「かかづらひ」は連用形です。
② 生き長らえる(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「なほこの世にかかづらふ。」

【現代語訳】 なおこの世に生き長らえる。
判別のコツ:「この世に」が現世を示す例です。生死を意識する文脈を想定して「生き長らえる」と訳しています。
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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「かかづらふ」の総まとめチェックリスト

① 関わる・こだわる 「世の事に」が関わる対象です。「て」に続く「かかづらひ」は連用形です。
② 生き長らえる 「この世に」が現世を示す例です。生死を意識する文脈を想定して「生き長らえる」と訳しています。
③ 品詞は「動詞・ハ行四段活用」 未然「かかづらは」・連用「かかづらひ」・終止「かかづらふ」・連体「かかづらふ」・已然「かかづらへ」・命令「かかづらへ」です。語尾が、は・ひ・ふ・ふ・へ・へと変化します。

参考:小学館『デジタル大辞泉』「係う」。語義・文法を参照し、本文・現代語訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと例文を使ったクイズは、すべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

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