きこゆ
押さえたい重要古語 動詞・ヤ行下二段活用 聞こえる/申し上げる 意味・文法・クイズで学ぶ
音が届くのか、相手へ申し上げるのか

きこゆ(聞こゆ)【古文】の意味を総まとめ!
「音が耳に入る / 言うことの謙譲」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「きこゆ(聞こゆ)」。 まずは、「①音が耳に入る」と、「②言うことの謙譲」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 音が耳に入る
聞こえる
②
ポイント② 言うことの謙譲
申し上げる
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

聞こゆ (動詞・ヤ行下二段活用)

意味をつなぐ学習イメージ

「音が届くのか、相手へ申し上げるのか」

笛の音が届く場面と、宮に旅の話をする場面を分けます。「聞」の字だけでは、敬語の有無や意味は決まりません。
きこゆ
01 / Core Meanings

「きこゆ」の意味・用法マップ

音が耳に入る / 言うことの謙譲を文脈から理解する

学習イメージ:音が届くのか、相手へ申し上げるのか

文脈に合わせて、「音が耳に入る」と「言うことの謙譲」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 音が耳に入る 📖 POINT 1

聞こえる

主な文脈:音や声が自然に耳へ届く場面

音が聞こえるという、敬語ではない用法です。何の音が、誰に届くのかを確かめます。「音が耳に入る」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「山より、笛の音きこゆ。」

訳:山から、笛の音が聞こえる。

ポイント2 言うことの謙譲 📖 POINT 2

申し上げる

主な文脈:人物が相手に言葉を伝える場面

「言う」の謙譲語として、話の相手を敬います。音を聞く動作と機械的に結び付けず、人と人との関係を読みます。「言うことの謙譲」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「宮に、旅の事をきこゆ。」

訳:宮に、旅のことを申し上げる。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「きこゆ」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「きこゆ」の対象と前後を確かめよう

1 音や声が自然に耳へ届く場面

👉 音が耳に入る

「笛の音」が聞こえるものです。誰かが高貴な相手へ何かを申し上げる文ではありません。

2 人物が相手に言葉を伝える場面

👉 言うことの謙譲

「宮に」が言葉を伝える相手、「旅の事」が内容です。この「きこゆ」は謙譲語です。

現代語訳で押さえたいポイント

「きこゆ」の訳を文脈で選ぶ

「評判になる・世間に知られる」「理解できる・納得できる」の用法もあります。また動詞の連用形に付く補助動詞では、謙譲の意を添えます。すべてを「聞こえる」に固定しません。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 音が届くのか、相手へ申し上げるのか
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「きこゆ」の漢字と覚え方

音が届くのか、相手へ申し上げるのか

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「音が届くのか、相手へ申し上げるのか」!

笛の音が届く場面と、宮に旅の話をする場面を分けます。「聞」の字だけでは、敬語の有無や意味は決まりません。

音が届くのか、相手へ申し上げるのか
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
きこゆ
音が耳に入る / 言うことの謙譲

補足:「評判になる・世間に知られる」「理解できる・納得できる」の用法もあります。また動詞の連用形に付く補助動詞では、謙譲の意を添えます。すべてを「聞こえる」に固定しません。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「きこゆ」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「山より、笛の音きこゆ。」 = 山から、笛の音が聞こえる。
2「宮に、旅の事をきこゆ。」 = 宮に、旅のことを申し上げる。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「きこゆ、
音が届くのか、相手へ申し上げるのか!」

04 / Grammar & Usage

「きこゆ」の文法と関連語の違い

動詞・ヤ行下二段活用と、混同しやすい語を確認

「きこゆ」の文法整理

品詞:動詞・ヤ行下二段活用
① 動詞の活用の形

未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、きこえ/きこえ/きこゆ/きこゆる/きこゆれ/きこえよ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

② 用法を読むポイント

ヤ行下二段活用で、「きこえ・きこえ・きこゆ・きこゆる・きこゆれ・きこえよ」。本動詞か補助動詞か、敬語かどうかは、活用表だけではなく文脈から確かめます。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

きこゆ 聞こえる・申し上げる等
同じ形でも敬語とは限らない。
きこえさす 申し上げる・〜申し上げる
サ行下二段活用との違いに注意。
聞く 音を聞く・尋ねる等
聞こえるという自発的な状態と区別する。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「きこゆ」実践例文

1 音が耳に入る(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「山より、笛の音きこゆ。」

【現代語訳】山から、笛の音が 聞こえる。
判別のコツ:「笛の音」が聞こえるものです。誰かが高貴な相手へ何かを申し上げる文ではありません。
2 言うことの謙譲(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「宮に、旅の事をきこゆ。」

【現代語訳】 宮に、旅のことを申し上げる。
判別のコツ:「宮に」が言葉を伝える相手、「旅の事」が内容です。この「きこゆ」は謙譲語です。
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古文単語「きこゆ」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「きこゆ」の総まとめチェックリスト

1 音が耳に入る 「笛の音」が聞こえるものです。誰かが高貴な相手へ何かを申し上げる文ではありません。
2 言うことの謙譲 「宮に」が言葉を伝える相手、「旅の事」が内容です。この「きこゆ」は謙譲語です。
③ 品詞は「動詞・ヤ行下二段活用」 未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、きこえ/きこえ/きこゆ/きこゆる/きこゆれ/きこえよ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

参考:小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「聞える」 / 小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「聞こゆ」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

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