きこえさす
押さえたい重要古語 動詞・サ行下二段活用 申し上げる/〜申し上げる 意味・文法・クイズで学ぶ
伝える動作か、別の動作に添える敬意か

きこえさす(聞こえさす)【古文】の意味を総まとめ!
「本動詞 / 補助動詞」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「きこえさす(聞こえさす)」。 まずは、「①本動詞」と、「②補助動詞」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 本動詞
申し上げる
②
ポイント② 補助動詞
〜申し上げる
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

聞こえさす (動詞・サ行下二段活用)

意味をつなぐ学習イメージ

「伝える動作か、別の動作に添える敬意か」

事情を申し上げる姿と、お待ち申し上げる姿を並べます。いずれも、動作を向ける相手を敬う謙譲の表現です。
きこえさす
01 / Core Meanings

「きこえさす」の意味・用法マップ

本動詞 / 補助動詞を文脈から理解する

学習イメージ:伝える動作か、別の動作に添える敬意か

文脈に合わせて、「本動詞」と「補助動詞」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 本動詞 📖 POINT 1

申し上げる

主な文脈:言葉や事情を高い立場の相手に伝える場面

「言う」の謙譲語として、伝える相手を敬います。話し手を高める尊敬語ではない点に注意します。「本動詞」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「宮に、ありし事をきこえさす。」

訳:宮に、あったことを申し上げる。

ポイント2 補助動詞 📖 POINT 2

〜申し上げる

主な文脈:別の動作に謙譲の意を添える場面

動詞の連用形に付くと、その動作の相手を敬う働きをします。ここでは「本動詞」と「補助動詞」という使われ方を比較しています。「補助動詞」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「宮の御出でを、待ちきこえさす。」

訳:宮のお出ましを、お待ち申し上げる。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「きこえさす」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「きこえさす」の対象と前後を確かめよう

1 言葉や事情を高い立場の相手に伝える場面

👉 本動詞

「ありし事」が伝える内容、「宮に」がその相手です。言うという動作そのものを表しています。

2 別の動作に謙譲の意を添える場面

👉 補助動詞

待つ動作は「待ち」が表します。後ろの「きこえさす」は、その相手への敬意を添えています。

現代語訳で押さえたいポイント

「きこえさす」の訳を文脈で選ぶ

手紙を差し上げる用法もあります。「さす」を見て、いつでも単純な使役と決めないことが大切です。文脈によっては「聞こゆ」に尊敬の「さす」が付く分析もあるので、形だけで敬語の向きを決めません。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 伝える動作か、別の動作に添える敬意か
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「きこえさす」の漢字と覚え方

伝える動作か、別の動作に添える敬意か

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「伝える動作か、別の動作に添える敬意か」!

事情を申し上げる姿と、お待ち申し上げる姿を並べます。いずれも、動作を向ける相手を敬う謙譲の表現です。

伝える動作か、別の動作に添える敬意か
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
きこえさす
本動詞 / 補助動詞

補足:手紙を差し上げる用法もあります。「さす」を見て、いつでも単純な使役と決めないことが大切です。文脈によっては「聞こゆ」に尊敬の「さす」が付く分析もあるので、形だけで敬語の向きを決めません。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「きこえさす」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「宮に、ありし事をきこえさす。」 = 宮に、あったことを申し上げる。
2「宮の御出でを、待ちきこえさす。」 = 宮のお出ましを、お待ち申し上げる。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「きこえさす、
伝える動作か、別の動作に添える敬意か!」

04 / Grammar & Usage

「きこえさす」の文法と関連語の違い

動詞・サ行下二段活用と、混同しやすい語を確認

「きこえさす」の文法整理

品詞:動詞・サ行下二段活用
① 動詞の活用の形

未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、きこえさせ/きこえさせ/きこえさす/きこえさする/きこえさすれ/きこえさせよ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

② 用法を読むポイント

未然・連用形は「きこえさせ」、終止形は「きこえさす」、連体形は「きこえさする」です。補助動詞のときは、直前の動詞の連用形と組み合わせて読みます。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

きこえさす 申し上げる・〜申し上げる
一語化した謙譲動詞としての用法を押さえる。
きこゆ 聞こえる・申し上げる等
敬語ではない用法もあるヤ行下二段動詞。
のたまふ おっしゃる
話す人を高める尊敬語と区別する。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「きこえさす」実践例文

1 本動詞(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「宮に、ありし事をきこえさす。」

【現代語訳】宮に、あったことを 申し上げる。
判別のコツ:「ありし事」が伝える内容、「宮に」がその相手です。言うという動作そのものを表しています。
2 補助動詞(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「宮の御出でを、待ちきこえさす。」

【現代語訳】 宮のお出ましを、お待ち申し上げる。
判別のコツ:待つ動作は「待ち」が表します。後ろの「きこえさす」は、その相手への敬意を添えています。
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古文単語「きこえさす」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「きこえさす」の総まとめチェックリスト

1 本動詞 「ありし事」が伝える内容、「宮に」がその相手です。言うという動作そのものを表しています。
2 補助動詞 待つ動作は「待ち」が表します。後ろの「きこえさす」は、その相手への敬意を添えています。
③ 品詞は「動詞・サ行下二段活用」 未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、きこえさせ/きこえさせ/きこえさす/きこえさする/きこえさすれ/きこえさせよ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

参考:小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「聞こえさす」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

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