ものす
押さえたい重要古語 動詞・サ行変格活用 いる・ある/する・作る 意味・文法・クイズで学ぶ
具体的な動作を、ぼかして述べる

ものす(物す)【古文】の意味を総まとめ!
「いる・ある / する・作る」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「ものす(物す)」。まずは、「①いる・ある」と、「②する・作る」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 存在や所在
いる・ある
②
ポイント② 文脈で補う動作
する・作る
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

物す(動詞・サ行変格活用)

意味をつなぐ学習イメージ

「具体的な動作を、ぼかして述べる」

誰がどこにいるのか、何をするのかを前後から補う。
ものす
01 / Core Meanings

「ものす」の意味・用法マップ

存在や所在と文脈で補う動作を読み比べる

学習の手がかり:具体的な動作を、ぼかして述べる

存在や所在の場面では「いる・ある」、文脈で補う動作の場面では「する・作る」を手がかりに、文脈に合う読み方を確かめます。

ポイント① 存在や所在 ① POINT

いる・ある

主な文脈:存在や所在

場所の語が示され、そこで人や物が存在することを表す場合です。「いる・ある」という捉え方を、例文の状況と結び付けましょう。

💡 短い学習用の創作例

「その人は、今も都にものす。」

訳:その人は、今も都にいる。

ポイント② 文脈で補う動作 ② POINT

する・作る

主な文脈:文脈で補う動作

何を対象にするかを手がかりに、書く・作るなどの具体的な動作を補う場合です。「する・作る」というポイントを、前後の表現と一緒に確認しましょう。

💡 短い学習用の創作例

「旅の思ひを歌にものす。」

訳:旅の思いを歌に作り表す。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「ものす」の訳し分け

誰がどこにいるのか、何をするのかを前後から補う。

!
読解で使うチェックポイント

「ものす」の前後にある言葉を確かめよう

① 存在や所在

👉「いる・ある」

場所の語が示され、そこで人や物が存在することを表す場合です。

② 文脈で補う動作

👉「する・作る」

何を対象にするかを手がかりに、書く・作るなどの具体的な動作を補う場合です。

現代語訳で押さえたいポイント

「ものす」は文脈とセットで!

「ものす」だけで尊敬語にはなりません。「たまふ」など、付いている敬語を別に確かめます。また、いつでも「物を作る」ではありません。

訳語を選ぶときの合言葉
誰がどこにいるのか、何をするのかを前後から補う。
訳の候補を当てはめたあと、主語・対象・否定表現まで読んで意味が通るかを確かめましょう。
03 / Etymology & Memory Hack

イメージで覚える!「ものす」の成り立ちと覚え方

ものす=いる・ある、何かをする。動作は前後から。

表記・語の成り立ちを確認

覚える手がかりは「物す」。

「物す」は、具体的な動詞の代わりに使う表現です。語の形だけで動作を一つに決めず、文脈で内容を補うと覚えます。

存在や所在
いる・ある
➔
ものす
する・作る

行く・来る・言う・書く・食べる・作るなど、さまざまな動作を表します。名詞と結び付いて状態を述べる補助的な用法もあります。

短いフレーズと覚え方

声に出して確認する「ものす」の短い学習セット

次の2つは意味・用法を確認するための学習用の創作フレーズです。実在作品からの引用ではありません。

①「その人は、今も都にものす。」 = その人は、今も都にいる。
②「旅の思ひを歌にものす。」 = 旅の思いを歌に作り表す。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「ものす、
ものす=いる・ある、何かをする。動作は前後から。!」

04 / Grammar & Usage

「ものす」の文法と似た表現の整理

動詞・サ行変格活用を中心に、形と意味を確かめる

「ものす」の文法整理

品詞:動詞・サ行変格活用
① サ変活用

ものせ・ものし・ものす・ものする・ものすれ・ものせよと活用します。

② 敬語は別に判断

「ものしたまふ」などは、付いている「たまふ」が敬意を表します。「ものす」という動詞自体と分けて考えます。

3つの表現・形を比べよう

似た表記でも役割は異なります。文中の形とつながりを確認します。

ものす 終止形
存在・動作を文脈に応じて表す。
ものする 連体形
サ変なので終止形と形が異なる。
ものしたまふ 敬語を伴う形
敬意を表す部分も確かめる。
05 / Classical Literature Examples

学習用の創作例で学ぶ!「ものす」実践例文

① 存在や所在(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「その人は、今も都にものす。」

【現代語訳】その人は、今も都に いる。
判別のコツ:都という所在を示す語があるため、いると読みます。
② 文脈で補う動作(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「旅の思ひを歌にものす。」

【現代語訳】旅の思いを歌に作り表す。
判別のコツ:歌を作ることを、具体的な動詞を避けて述べています。
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古文単語「ものす」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「ものす」の総まとめチェックリスト

① 存在や所在を確認場所の語が示され、そこで人や物が存在することを表す場合です。
② 文脈で補う動作を確認何を対象にするかを手がかりに、書く・作るなどの具体的な動作を補う場合です。
③ 動詞・サ行変格活用ものす=いる・ある、何かをする。動作は前後から。

参考:小学館の辞書「物する」(コトバンク)。語義・文法は参考資料を確認して整理しています。本文・クイズの短文は学習用の創作例で、実在作品の引用ではありません。現代語訳と解説は本記事で作成しています。

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