よし
押さえたい重要古語 名詞 理由・いわれ/方法・手段 意味・文法・クイズで学ぶ
物事との関わりを、理由や手段として読む

よし(由)【古文】の意味を総まとめ!
「理由・いわれ / 方法・手段」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「よし(由)」。まずは、「①理由・いわれ」と、「②方法・手段」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 出来事のわけ
理由・いわれ
②
ポイント② 行動を実現する手立て
方法・手段
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

由(名詞)

意味をつなぐ学習イメージ

「物事との関わりを、理由や手段として読む」

何が起きたわけかを説明するのか、何かをする手立てを述べるのかを確かめる。
よし
01 / Core Meanings

「よし」の意味・用法マップ

出来事のわけと行動を実現する手立てを読み比べる

学習の手がかり:物事との関わりを、理由や手段として読む

出来事のわけの場面では「理由・いわれ」、行動を実現する手立ての場面では「方法・手段」を手がかりに、文脈に合う読み方を確かめます。

ポイント① 出来事のわけ ① POINT

理由・いわれ

主な文脈:出来事のわけ

起こった出来事の経緯や原因を尋ねたり説明したりする場面では、理由・わけと読みます。「理由・いわれ」という捉え方を、例文の状況と結び付けましょう。

💡 短い学習用の創作例

「事のよしを、使ひに問ふ。」

訳:事の理由を、使者に尋ねる。

ポイント② 行動を実現する手立て ② POINT

方法・手段

主な文脈:行動を実現する手立て

会う・知らせる・知るなどの動作を実現する道があるかをいう場面では、方法・手段と読みます。「方法・手段」というポイントを、前後の表現と一緒に確認しましょう。

💡 短い学習用の創作例

「遠き国の友に知らせむよしもなし。」

訳:遠い国の友に知らせる方法もない。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「よし」の訳し分け

何が起きたわけかを説明するのか、何かをする手立てを述べるのかを確かめる。

!
読解で使うチェックポイント

「よし」の前後にある言葉を確かめよう

① 出来事のわけ

👉「理由・いわれ」

起こった出来事の経緯や原因を尋ねたり説明したりする場面では、理由・わけと読みます。

② 行動を実現する手立て

👉「方法・手段」

会う・知らせる・知るなどの動作を実現する道があるかをいう場面では、方法・手段と読みます。

現代語訳で押さえたいポイント

「よし」は文脈とセットで!

この項目は名詞「由」です。よいという意味の形容詞「よし」と区別します。「よしあり」も、単に「よい」と決めず、由緒や風情を考えます。

訳語を選ぶときの合言葉
何が起きたわけかを説明するのか、何かをする手立てを述べるのかを確かめる。
訳の候補を当てはめたあと、主語・対象・否定表現まで読んで意味が通るかを確かめましょう。
03 / Etymology & Memory Hack

イメージで覚える!「よし」の成り立ちと覚え方

よし=わけ・手立て。由緒・風情・そぶり・〜ということも。

表記・語の成り立ちを確認

覚える手がかりは「由」。

辞書では動詞「寄す」と関係する語とされています。「理由」「由緒」の「由」を、物事を結び付ける手がかりにします。

出来事のわけ
理由・いわれ
➔
よし
方法・手段

ほかに由緒・風情・教養・そぶり・事の内容などを表します。「〜のよし」は「〜ということ」「〜とのこと」と読む場合もあります。名詞なので活用しません。

短いフレーズと覚え方

声に出して確認する「よし」の短い学習セット

次の2つは意味・用法を確認するための学習用の創作フレーズです。実在作品からの引用ではありません。

①「事のよしを、使ひに問ふ。」 = 事の理由を、使者に尋ねる。
②「遠き国の友に知らせむよしもなし。」 = 遠い国の友に知らせる方法もない。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「よし、
よし=わけ・手立て。由緒・風情・そぶり・〜ということも。!」

04 / Grammar & Usage

「よし」の文法と似た表現の整理

名詞を中心に、形と意味を確かめる

「よし」の文法整理

品詞:名詞
① 名詞と形容詞を区別

「事のよしを問ふ」の「よし」は名詞です。「いとよし」のように物事を評価する形容詞とは用法が異なります。

② 内容を受ける用法

「病なるよしを聞く」なら、病気だということを聞く、という意味になります。単に理由と訳さないようにします。

3つの表現・形を比べよう

似た表記でも役割は異なります。文中の形とつながりを確認します。

よし(由) 名詞
理由・方法・風情・そぶりなど。
よし(良し) ク活用形容詞
よいという評価を表す。
よしあり 関連表現
由緒・趣などがある。
05 / Classical Literature Examples

学習用の創作例で学ぶ!「よし」実践例文

① 出来事のわけ(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「事のよしを、使ひに問ふ。」

【現代語訳】事の 理由を、使者に尋ねる。
判別のコツ:出来事が起こったわけを尋ねているため、理由の意味です。
② 行動を実現する手立て(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「遠き国の友に知らせむよしもなし。」

【現代語訳】遠い国の友に知らせる方法もない。
判別のコツ:「知らせる」ための手立てがないという意味です。
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古文単語「よし」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「よし」の総まとめチェックリスト

① 出来事のわけを確認起こった出来事の経緯や原因を尋ねたり説明したりする場面では、理由・わけと読みます。
② 行動を実現する手立てを確認会う・知らせる・知るなどの動作を実現する道があるかをいう場面では、方法・手段と読みます。
③ 名詞よし=わけ・手立て。由緒・風情・そぶり・〜ということも。

参考:小学館の辞書「由」(コトバンク)。語義・文法は参考資料を確認して整理しています。本文・クイズの短文は学習用の創作例で、実在作品の引用ではありません。現代語訳と解説は本記事で作成しています。

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