こころにくし
押さえたい重要古語 形容詞・ク活用 奥ゆかしい・心ひかれる/油断できない・恐ろしい 意味・文法・クイズで学ぶ
見えない奥に、魅力か脅威を感じる

こころにくし(心憎し)【古文】の意味を総まとめ!
「深みのある魅力 / 底知れなさへの警戒」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「こころにくし(心憎し)」。 まずは、「①深みのある魅力」と、「②底知れなさへの警戒」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 深みのある魅力
奥ゆかしい・心ひかれる
②
ポイント② 底知れなさへの警戒
油断できない・恐ろしい
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

心憎し (形容詞・ク活用)

意味をつなぐ学習イメージ

「見えない奥に、魅力か脅威を感じる」

穏やかな人の深みと、読めない敵の企てを対にして覚えます。どちらも、表に見える部分だけでは捉えられない場面です。
こころにくし
01 / Core Meanings

「こころにくし」の意味・用法マップ

深みのある魅力 / 底知れなさへの警戒を文脈から理解する

学習イメージ:見えない奥に、魅力か脅威を感じる

文脈に合わせて、「深みのある魅力」と「底知れなさへの警戒」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 深みのある魅力 📖 POINT 1

奥ゆかしい・心ひかれる

主な文脈:人柄や物腰を好ましく感じる場面

表にすべてを見せない上品な深みに、もっと知りたいと感じる用法です。「深みのある魅力」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「静かに物語する人のさま、こころにくし。」

訳:静かに話す人の様子は、奥ゆかしい。

ポイント2 底知れなさへの警戒 📖 POINT 2

油断できない・恐ろしい

主な文脈:相手の力や企てを警戒する場面

何をするか分からない相手には、底知れない力への不安や警戒を表す場合があります。「底知れなさへの警戒」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「敵のはかりごと知られず、こころにくきこと多し。」

訳:敵の計画が分からず、油断できないことが多い。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「こころにくし」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「こころにくし」の対象と前後を確かめよう

1 人柄や物腰を好ましく感じる場面

👉 深みのある魅力

落ち着いた物腰に魅力を感じている場面です。

2 相手の力や企てを警戒する場面

👉 底知れなさへの警戒

敵の意図が分からない状況なので、好意的な「奥ゆかしい」ではありません。

現代語訳で押さえたいポイント

「こころにくし」の訳を文脈で選ぶ

香りや音楽、姿の見えない相手の気配にも使います。「憎」の字だけで「嫌い」と決めず、憧れ・賞賛なのか、不安・警戒なのかを確かめます。後世には、憎らしいほど見事だという用法などもあります。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 見えない奥に、魅力か脅威を感じる
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「こころにくし」の漢字と覚え方

見えない奥に、魅力か脅威を感じる

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「見えない奥に、魅力か脅威を感じる」!

穏やかな人の深みと、読めない敵の企てを対にして覚えます。どちらも、表に見える部分だけでは捉えられない場面です。

見えない奥に、魅力か脅威を感じる
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
こころにくし
深みのある魅力 / 底知れなさへの警戒

補足:香りや音楽、姿の見えない相手の気配にも使います。「憎」の字だけで「嫌い」と決めず、憧れ・賞賛なのか、不安・警戒なのかを確かめます。後世には、憎らしいほど見事だという用法などもあります。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「こころにくし」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「静かに物語する人のさま、こころにくし。」 = 静かに話す人の様子は、奥ゆかしい。
2「敵のはかりごと知られず、こころにくきこと多し。」 = 敵の計画が分からず、油断できないことが多い。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「こころにくし、
見えない奥に、魅力か脅威を感じる!」

04 / Grammar & Usage

「こころにくし」の文法と関連語の違い

形容詞・ク活用と、混同しやすい語を確認

「こころにくし」の文法整理

品詞:形容詞・ク活用
① ク活用の形

連用形「こころにくく」、終止形「こころにくし」、連体形「こころにくき」、已然形「こころにくけれ」。カリ活用では「こころにくから・こころにくかり・こころにくかる」などの形になります。

② 用法を読むポイント

ク活用で「こころにくく・こころにくし・こころにくき・こころにくけれ」などの形を取ります。語尾が「し」で終わっていても、シク活用とは限りません。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

こころにくし 奥ゆかしい・油断できないなど
魅力と警戒のどちらが合うか読む。
ゆかし 見たい・知りたい・聞きたい
対象に心ひかれる方向で意味が重なる。
こころづきなし 気に入らない
不快感を中心に述べる語と比べる。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「こころにくし」実践例文

1 深みのある魅力(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「静かに物語する人のさま、こころにくし。」

【現代語訳】静かに話す人の様子は、 奥ゆかしい。
判別のコツ:落ち着いた物腰に魅力を感じている場面です。
2 底知れなさへの警戒(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「敵のはかりごと知られず、こころにくきこと多し。」

【現代語訳】 敵の計画が分からず、油断できないことが多い。
判別のコツ:敵の意図が分からない状況なので、好意的な「奥ゆかしい」ではありません。
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古文単語「こころにくし」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「こころにくし」の総まとめチェックリスト

1 深みのある魅力 落ち着いた物腰に魅力を感じている場面です。
2 底知れなさへの警戒 敵の意図が分からない状況なので、好意的な「奥ゆかしい」ではありません。
③ 品詞は「形容詞・ク活用」 連用形「こころにくく」、終止形「こころにくし」、連体形「こころにくき」、已然形「こころにくけれ」。カリ活用では「こころにくから・こころにくかり・こころにくかる」などの形になります。

参考:小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「心憎い」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

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