さま
押さえたい重要古語 名詞 姿・ありさま・状態/趣向・体裁・風情 意味・文法・クイズで学ぶ
人や物事が、どのように表れているか

さま(様)【古文】の意味を総まとめ!
「見える様子 / 表現の趣」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「さま(様)」。 まずは、「①見える様子」と、「②表現の趣」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 見える様子
姿・ありさま・状態
②
ポイント② 表現の趣
趣向・体裁・風情
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

様 (名詞)

意味をつなぐ学習イメージ

「人や物事が、どのように表れているか」

歩く人の姿と、歌の趣を対にして覚えます。
さま
01 / Core Meanings

「さま」の意味・用法マップ

見える様子 / 表現の趣を文脈から理解する

学習イメージ:人や物事が、どのように表れているか

文脈に合わせて、「見える様子」と「表現の趣」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 見える様子 📖 POINT 1

姿・ありさま・状態

主な文脈:人物の姿や出来事の状態を述べる場面

見た目や振る舞い、物事がどうなっているかを表します。「見える様子」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「庭を歩く人のさまを見る。」

訳:庭を歩く人の姿を見る。

ポイント2 表現の趣 📖 POINT 2

趣向・体裁・風情

主な文脈:歌や文章の表現を評する場面

人の外見だけでなく、作品の表現の仕方や趣も指します。「表現の趣」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「この歌のさま、優なり。」

訳:この歌の趣は、優美だ。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「さま」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「さま」の対象と前後を確かめよう

1 人物の姿や出来事の状態を述べる場面

👉 見える様子

「歩く人」が、何の姿を見ているかを示しています。

2 歌や文章の表現を評する場面

👉 表現の趣

歌を評しているので、作品の表現や趣を読みます。

現代語訳で押さえたいポイント

「さま」の訳を文脈で選ぶ

人物の品格や身のほどを指すこともあります。人名に付く敬称の「様」だけを思い浮かべず、何について述べる名詞かを確かめましょう。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 人や物事が、どのように表れているか
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「さま」の漢字と覚え方

人や物事が、どのように表れているか

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「人や物事が、どのように表れているか」!

歩く人の姿と、歌の趣を対にして覚えます。

人や物事が、どのように表れているか
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
さま
見える様子 / 表現の趣

補足:人物の品格や身のほどを指すこともあります。人名に付く敬称の「様」だけを思い浮かべず、何について述べる名詞かを確かめましょう。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「さま」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「庭を歩く人のさまを見る。」 = 庭を歩く人の姿を見る。
2「この歌のさま、優なり。」 = この歌の趣は、優美だ。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「さま、
人や物事が、どのように表れているか!」

04 / Grammar & Usage

「さま」の文法と関連語の違い

名詞と、混同しやすい語を確認

「さま」の文法整理

品詞:名詞
① 名詞と文中の働き

名詞は活用しません。前に付く修飾語や、後ろに続く助詞・動詞を手がかりに、文中で何を指すかを確かめます。

② 用法を読むポイント

名詞の「さま」は活用しません。「人のさま」「歌のさま」など、前に付く修飾語から指す内容を判断します。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

さま 姿・状態・趣など
対象によって自然な訳を選ぶ。
けしき 様子・気配・意向など
外から読み取る兆しにも用いる。
こころばへ 気立て・趣意など
作品や人に表れた心を読む。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「さま」実践例文

1 見える様子(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「庭を歩く人のさまを見る。」

【現代語訳】庭を歩く人の 姿を見る。
判別のコツ:「歩く人」が、何の姿を見ているかを示しています。
2 表現の趣(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「この歌のさま、優なり。」

【現代語訳】 この歌の趣は、優美だ。
判別のコツ:歌を評しているので、作品の表現や趣を読みます。
ORETAN 実践トレーニング

古文単語「さま」クイズゲーム(全5問)

現在のスコア
0 / 5
QUESTION 1 OF 5

意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「さま」の総まとめチェックリスト

1 見える様子 「歩く人」が、何の姿を見ているかを示しています。
2 表現の趣 歌を評しているので、作品の表現や趣を読みます。
③ 品詞は「名詞」 名詞は活用しません。前に付く修飾語や、後ろに続く助詞・動詞を手がかりに、文中で何を指すかを確かめます。

参考:小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「様」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

古
ORETAN — 古典の里
英語も、古典も。物語で、夢中になる。
© ORETAN Classical Japanese Vocabulary Series. All rights reserved.