Spark /spɑːrk/
火花、ひらめき;火花を出す、~を引き起こす
名詞として小さな火の粉や電気の火花、物事のきっかけ。動詞として火花を散らすことや、議論や感情などを引き起こすこと。
「小さな spark が、やがて大きな炎となる」
📚 意味と用法
spark は名詞と動詞の両方で使われます。名詞としては、物理的な「火花」や「火の粉」を指します。比喩的には、感情やアイデアの「ひらめき」、あるいは大きな出来事の「きっかけ」「導火線」という意味で使われます。
動詞としては、「火花を出す」という物理的な意味と、議論、興味、抗議などを「引き起こす」「誘発する」という比喩的な意味があります。
火花・ひらめき (A small fiery particle / A flash of idea)
A single spark can start a forest fire.
(たった一つの火花が、森林火災を引き起こすことがある。)
引き起こす (To cause something to start)
The speech sparked a heated debate.
(その演説は白熱した議論を巻き起こした。)
🕰️ 語源と歴史
「Spark」は、古英語の「spearca」(火花、火の粉)に直接由来します。これはさらにゲルマン祖語に遡ることができ、オランダ語の「spark」やドイツ語の「sparke」と共通の語源を持ちます。元々は物理的な「火花」のみを指していましたが、その「小さくて、一瞬で、何かを始める力を持つ」という性質から、16世紀頃から比喩的に「ひらめき」や「きっかけ」という意味でも使われるようになりました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
⚡ 対義語 (文脈による)
💬 実践的な例文
The teacher’s question sparked my interest in history.
先生の質問が、私の歴史への興味をかき立てた。
There wasn’t a spark of truth in his story.
彼の話には真実のかけらもなかった。
Their argument sparked a major family feud.
彼らの口論が、家族間の大きな不和の火種となった。
I saw a spark of hope in her eyes.
私は彼女の目に希望の光を見た。
The two wires touched, creating a spark.
2本のワイヤーが触れて、火花が出た。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. The book ______ a debate about the future of education.
解説:
その本が教育の未来についての議論を「引き起こした」という文脈なので、sparked が適切です。
2. A ______ of genius is a moment of brilliant inspiration.
解説:
「天才のひらめき」は a spark of genius という定型表現です。
3. The opposite of sparking a fire is to ______ it.
解説:
火を「起こす」ことの反対は、火を「消す (extinguish)」ことです。
4. What ______ his interest in becoming a chef?
解説:
シェフになることへの彼の興味を「かき立てた(引き起こした)」のは何か、と尋ねる文脈です。
5. I think I saw a ______ between them; they might like each other.
解説:
二人の間にロマンチックな「火花(ときめき)」が見えた、という比喩的な使い方です。