さしも
押さえたい重要古語 副詞 あれほど・あんなにも/それほど〜ない 意味・文法・クイズで学ぶ
あれほど、と指した先の結びまで読む

さしも(然しも)【古文】の意味を総まとめ!
「強い程度を指す / 打消と組み合わせる」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「さしも(然しも)」。 まずは、「①強い程度を指す」と、「②打消と組み合わせる」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 強い程度を指す
あれほど・あんなにも
②
ポイント② 打消と組み合わせる
それほど〜ない
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

然しも (副詞)

意味をつなぐ学習イメージ

「あれほど、と指した先の結びまで読む」

栄華の大きさと、思うほど遠くない道を対にします。指す程度だけでなく、否定や逆接にも目を向けます。
さしも
01 / Core Meanings

「さしも」の意味・用法マップ

強い程度を指す / 打消と組み合わせるを文脈から理解する

学習イメージ:あれほど、と指した先の結びまで読む

文脈に合わせて、「強い程度を指す」と「打消と組み合わせる」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 強い程度を指す 📖 POINT 1

あれほど・あんなにも

主な文脈:大きな程度を振り返って強調する場面

前に述べたことや、よく知られた様子を受け、その程度を強く示します。「強い程度を指す」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「さしも栄えたる家も、今は衰へぬ。」

訳:あれほど栄えた家も、今は衰えてしまった。

ポイント2 打消と組み合わせる 📖 POINT 2

それほど〜ない

主な文脈:程度が大きくないと述べる場面

打消や反語を伴うと、そのようにまでとは言えないことを表します。「打消と組み合わせる」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「この山道は、さしも遠からず。」

訳:この山道は、それほど遠くない。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「さしも」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「さしも」の対象と前後を確かめよう

1 大きな程度を振り返って強調する場面

👉 強い程度を指す

栄えた程度の大きさと、現在との対比が手がかりです。

2 程度が大きくないと述べる場面

👉 打消と組み合わせる

「遠からず」の打消まで読み、程度を否定します。

現代語訳で押さえたいポイント

「さしも」の訳を文脈で選ぶ

「さしも」の後に打消があるかどうかで、文全体の訳が変わります。「さしも〜ず」は「それほど〜ない」。単語だけを常に「非常に」と置き換えず、否定・反語まで読みます。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ あれほど、と指した先の結びまで読む
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「さしも」の漢字と覚え方

あれほど、と指した先の結びまで読む

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「あれほど、と指した先の結びまで読む」!

栄華の大きさと、思うほど遠くない道を対にします。指す程度だけでなく、否定や逆接にも目を向けます。

あれほど、と指した先の結びまで読む
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
さしも
強い程度を指す / 打消と組み合わせる

補足:「さしも」の後に打消があるかどうかで、文全体の訳が変わります。「さしも〜ず」は「それほど〜ない」。単語だけを常に「非常に」と置き換えず、否定・反語まで読みます。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「さしも」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「さしも栄えたる家も、今は衰へぬ。」 = あれほど栄えた家も、今は衰えてしまった。
2「この山道は、さしも遠からず。」 = この山道は、それほど遠くない。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「さしも、
あれほど、と指した先の結びまで読む!」

04 / Grammar & Usage

「さしも」の文法と関連語の違い

副詞と、混同しやすい語を確認

「さしも」の文法整理

品詞:副詞
① 副詞としての働き

副詞は活用しません。後ろの動作や判断をどのように説明しているかを読み、数量・程度・納得などの意味を文脈に応じて確かめます。

② 用法を読むポイント

副詞で、それ自体は活用しません。「さ」+助詞「し」「も」から成る語です。程度を表す後ろの形容詞や動詞に、どのような結びが付くかを確かめます。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

さしも あれほど・それほど
打消・反語と結び付く場合に注意。
さばかり それほど・非常に
程度を指し示す関連語。
さのみ そうばかり・それほど
限定や否定との組合せを読む。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「さしも」実践例文

1 強い程度を指す(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「さしも栄えたる家も、今は衰へぬ。」

【現代語訳】 あれほど栄えた家も、今は衰えてしまった。
判別のコツ:栄えた程度の大きさと、現在との対比が手がかりです。
2 打消と組み合わせる(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「この山道は、さしも遠からず。」

【現代語訳】 この山道は、それほど遠くない。
判別のコツ:「遠からず」の打消まで読み、程度を否定します。
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古文単語「さしも」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「さしも」の総まとめチェックリスト

1 強い程度を指す 栄えた程度の大きさと、現在との対比が手がかりです。
2 打消と組み合わせる 「遠からず」の打消まで読み、程度を否定します。
③ 品詞は「副詞」 副詞は活用しません。後ろの動作や判断をどのように説明しているかを読み、数量・程度・納得などの意味を文脈に応じて確かめます。

参考:小学館『デジタル大辞泉』「然しも」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

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