そうす
押さえたい重要古語 動詞・サ行変格活用 天皇・上皇などに申し上げる/演奏する 意味・文法・クイズで学ぶ
帝への言上か、楽の演奏か

そうす(奏す)【古文】の意味を総まとめ!
「天皇などへの言上 / 音楽をかなでる」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「そうす(奏す)」。 まずは、「①天皇などへの言上」と、「②音楽をかなでる」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 天皇などへの言上
天皇・上皇などに申し上げる
②
ポイント② 音楽をかなでる
演奏する
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

奏す (動詞・サ行変格活用)

意味をつなぐ学習イメージ

「帝への言上か、楽の演奏か」

帝に事情を伝える声と、庭に響く笛を対にします。
そうす
01 / Core Meanings

「そうす」の意味・用法マップ

天皇などへの言上 / 音楽をかなでるを文脈から理解する

学習イメージ:帝への言上か、楽の演奏か

文脈に合わせて、「天皇などへの言上」と「音楽をかなでる」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 天皇などへの言上 📖 POINT 1

天皇・上皇などに申し上げる

主な文脈:帝に事情を報告する場面

申し上げる相手を高める謙譲語です。中宮などへの「啓す」との使い分けも確認します。「天皇などへの言上」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「臣、帝に事のよしを奏す。」

訳:臣下が、帝に事情を申し上げる。

ポイント2 音楽をかなでる 📖 POINT 2

演奏する

主な文脈:楽器や楽曲を奏する場面

同じ語でも、音楽を演じる意味なら、申し上げるという謙譲の意味ではありません。「音楽をかなでる」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「庭にて、笛を奏す。」

訳:庭で、笛を演奏する。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「そうす」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「そうす」の対象と前後を確かめよう

1 帝に事情を報告する場面

👉 天皇などへの言上

「帝に」が言上の相手を示しています。

2 楽器や楽曲を奏する場面

👉 音楽をかなでる

目的語が笛なので、音楽をかなでる意味です。

現代語訳で押さえたいポイント

「そうす」の訳を文脈で選ぶ

言上の対象は天皇・上皇・法皇などです。「効果を奏する」は現代でも使いますが、この記事では古文で押さえる言上と演奏を中心に学びます。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 帝への言上か、楽の演奏か
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「そうす」の漢字と覚え方

帝への言上か、楽の演奏か

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「帝への言上か、楽の演奏か」!

帝に事情を伝える声と、庭に響く笛を対にします。

帝への言上か、楽の演奏か
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
そうす
天皇などへの言上 / 音楽をかなでる

補足:言上の対象は天皇・上皇・法皇などです。「効果を奏する」は現代でも使いますが、この記事では古文で押さえる言上と演奏を中心に学びます。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「そうす」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「臣、帝に事のよしを奏す。」 = 臣下が、帝に事情を申し上げる。
2「庭にて、笛を奏す。」 = 庭で、笛を演奏する。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「そうす、
帝への言上か、楽の演奏か!」

04 / Grammar & Usage

「そうす」の文法と関連語の違い

動詞・サ行変格活用と、混同しやすい語を確認

「そうす」の文法整理

品詞:動詞・サ行変格活用
① 動詞の活用の形

未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、そうせ/そうし/そうす/そうする/そうすれ/そうせよ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

② 用法を読むポイント

漢字は「奏す」、歴史的仮名遣いは「そうす」です。サ変で「そうせ・そうし・そうす・そうする・そうすれ・そうせよ」。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

奏す 帝などに申し上げる・演奏する
目的語と相手で読み分ける。
啓す 中宮・東宮などに申し上げる
言上の相手の違いを見る。
のたまふ おっしゃる
話す人を高める尊敬語。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「そうす」実践例文

1 天皇などへの言上(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「臣、帝に事のよしを奏す。」

【現代語訳】臣下が、帝に事情を 申し上げる。
判別のコツ:「帝に」が言上の相手を示しています。
2 音楽をかなでる(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「庭にて、笛を奏す。」

【現代語訳】 庭で、笛を演奏する。
判別のコツ:目的語が笛なので、音楽をかなでる意味です。
ORETAN 実践トレーニング

古文単語「そうす」クイズゲーム(全5問)

現在のスコア
0 / 5
QUESTION 1 OF 5

意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「そうす」の総まとめチェックリスト

1 天皇などへの言上 「帝に」が言上の相手を示しています。
2 音楽をかなでる 目的語が笛なので、音楽をかなでる意味です。
③ 品詞は「動詞・サ行変格活用」 未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、そうせ/そうし/そうす/そうする/そうすれ/そうせよ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

参考:小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「奏する」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

古
ORETAN — 古典の里
英語も、古典も。物語で、夢中になる。
© ORETAN Classical Japanese Vocabulary Series. All rights reserved.