なにがし
押さえたい重要古語 代名詞 だれそれ・ある人/私 意味・文法・クイズで学ぶ
名前をはっきり示さず、人を指し示す

なにがし(某)【古文】の意味を総まとめ!
「だれそれ・ある人 / 私」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「なにがし(某)」。まずは、「①だれそれ・ある人」と、「②私」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 名を明示しない人
だれそれ・ある人
②
ポイント② 話し手自身の指示
私
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

某(代名詞)

意味をつなぐ学習イメージ

「名前をはっきり示さず、人を指し示す」

第三者の話か、話し手が自分を名乗っているのかを見る
なにがし
01 / Core Meanings

「なにがし」の意味・用法マップ

名を明示しない人と話し手自身の指示を読み比べる

学習の手がかり:名前をはっきり示さず、人を指し示す

名を明示しない人の場面では「だれそれ・ある人」、話し手自身の指示の場面では「私」を手がかりに、文脈に合う読み方を確かめます。

ポイント① 名を明示しない人 ① POINT

だれそれ・ある人

主な文脈:名を明示しない人

名前を知らない、またはわざと名前を挙げない人物を示します。「だれそれ・ある人」という捉え方を、例文の状況と結び付けましょう。

💡 短い学習用の創作例

「なにがし、門に来たり。」

訳:ある人が、門に来た。

ポイント② 話し手自身の指示 ② POINT

私

主な文脈:話し手自身の指示

話し手が自分自身を控えめに指す用法です。会話の主語を確認します。「私」というポイントを、前後の表現と一緒に確認しましょう。

💡 短い学習用の創作例

「この事は、なにがし承らむ。」

訳:このことは、私が承りましょう。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「なにがし」の訳し分け

第三者の話か、話し手が自分を名乗っているのかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「なにがし」の前後にある言葉を確かめよう

① 名を明示しない人

👉「だれそれ・ある人」

名前を知らない、またはわざと名前を挙げない人物を示します。

② 話し手自身の指示

👉「私」

話し手が自分自身を控えめに指す用法です。会話の主語を確認します。

現代語訳で押さえたいポイント

「なにがし」は文脈とセットで!

「某」は「なにがし」「それがし」など複数の読みを持ちます。見出しは「なにがし」です。「ある人」だけでなく、会話で話し手自身を指す用法も確認します。

訳語を選ぶときの合言葉
第三者の話か、話し手が自分を名乗っているのかを見る
訳の候補を当てはめたあと、主語・対象・否定表現まで読んで意味が通るかを確かめましょう。
03 / Etymology & Memory Hack

イメージで覚える!「なにがし」の成り立ちと覚え方

なにがし=名をぼかす人、ときには私

表記・語の成り立ちを確認

覚える手がかりは「某」。

名を明示しない「某」の字と結び付けて覚えます。話し手を指すか他者を指すかは、表記だけでは決まりません。

名を明示しない人
だれそれ・ある人
➔
なにがし
私

人の名や場所などをはっきり言わずに示す場合にも使われます。誰の発言かをたどりましょう。

短いフレーズと覚え方

声に出して確認する「なにがし」の短い学習セット

次の2つは意味・用法を確認するための学習用の創作フレーズです。実在作品からの引用ではありません。

①「なにがし、門に来たり。」 = ある人が、門に来た。
②「この事は、なにがし承らむ。」 = このことは、私が承りましょう。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「なにがし、
なにがし=名をぼかす人、ときには私!」

04 / Grammar & Usage

「なにがし」の文法と似た表現の整理

代名詞を中心に、形と意味を確かめる

「なにがし」の文法整理

品詞:代名詞
① 不定称と自称

第三者の名をぼかす用法と、話し手が自分を指す用法があります。どちらも人を指す代名詞として整理します。

② 会話文の人物を追う

引用符の内側では、話し手と聞き手を確認します。名前を言わない語ほど、前後にある人物関係が大切です。

3つの表現・形を比べよう

似た表記でも役割は異なります。文中の形とつながりを確認します。

なにがしといふ人 名を明示しない指示
誰それという人、ある人という読みです。
なにがし承らむ 話し手の自称
会話の中で私が引き受けるという読みです。
某という漢字 読みを確認
「なにがし」以外の読みもあるため、本文の振り仮名や文脈を確認します。
05 / Classical Literature Examples

学習用の創作例で学ぶ!「なにがし」実践例文

① 名を明示しない人(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「なにがし、門に来たり。」

【現代語訳】 ある人が、門に来た。
判別のコツ:第三者の名を明示せずに述べています。「なにがし」を本人の名前だと決めないようにします。
② 話し手自身の指示(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「この事は、なにがし承らむ。」

【現代語訳】このことは、私が承りましょう。
判別のコツ:発言者が自分で引き受ける文脈なので、自称として読みます。「ある人に任せる」という意味ではありません。
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古文単語「なにがし」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「なにがし」の総まとめチェックリスト

① 名を明示しない人を確認名前を知らない、またはわざと名前を挙げない人物を示します。
② 話し手自身の指示を確認話し手が自分自身を控えめに指す用法です。会話の主語を確認します。
③ 代名詞なにがし=名をぼかす人、ときには私

参考:小学館の辞書「某」(コトバンク)。語義・文法は参考資料を確認して整理しています。本文・クイズの短文は学習用の創作例で、実在作品の引用ではありません。現代語訳と解説は本記事で作成しています。

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