よす
押さえたい重要古語 動詞・サ行下二段活用を中心に扱う 近づける・寄せる/かこつける・口実にする 意味・文法・クイズで学ぶ
近くへ寄せる動きから、物事を結び付ける

よす(寄す)【古文】の意味を総まとめ!
「近づける・寄せる / かこつける・口実にする」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「よす(寄す)」。まずは、「①近づける・寄せる」と、「②かこつける・口実にする」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 物や人の移動
近づける・寄せる
②
ポイント② 他の事柄への関連付け
かこつける・口実にする
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

寄す(動詞・サ行下二段活用を中心に扱う)

意味をつなぐ学習イメージ

「近くへ寄せる動きから、物事を結び付ける」

物理的に寄せる対象か、行動の口実にする事柄かを読み分ける。
よす
01 / Core Meanings

「よす」の意味・用法マップ

物や人の移動と他の事柄への関連付けを読み比べる

学習の手がかり:近くへ寄せる動きから、物事を結び付ける

物や人の移動の場面では「近づける・寄せる」、他の事柄への関連付けの場面では「かこつける・口実にする」を手がかりに、文脈に合う読み方を確かめます。

ポイント① 物や人の移動 ① POINT

近づける・寄せる

主な文脈:物や人の移動

舟や体などを岸・相手の方へ動かす場面では、近づける・寄せると読みます。「近づける・寄せる」という捉え方を、例文の状況と結び付けましょう。

💡 短い学習用の創作例

「舟を岸によす。」

訳:舟を岸に寄せる。

ポイント② 他の事柄への関連付け ② POINT

かこつける・口実にする

主な文脈:他の事柄への関連付け

何かを理由として持ち出し、別の行動をする場面では、その事を口実にすると読みます。「かこつける・口実にする」というポイントを、前後の表現と一緒に確認しましょう。

💡 短い学習用の創作例

「病に事をよせて、参らず。」

訳:病気にかこつけて、参上しない。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「よす」の訳し分け

物理的に寄せる対象か、行動の口実にする事柄かを読み分ける。

!
読解で使うチェックポイント

「よす」の前後にある言葉を確かめよう

① 物や人の移動

👉「近づける・寄せる」

舟や体などを岸・相手の方へ動かす場面では、近づける・寄せると読みます。

② 他の事柄への関連付け

👉「かこつける・口実にする」

何かを理由として持ち出し、別の行動をする場面では、その事を口実にすると読みます。

現代語訳で押さえたいポイント

「よす」は文脈とセットで!

「よす」を現代語の「やめる」だけで読まないようにします。また「寄す」には四段活用や自動詞の下二段活用もあるので、文中の形と用法を確かめます。

訳語を選ぶときの合言葉
物理的に寄せる対象か、行動の口実にする事柄かを読み分ける。
訳の候補を当てはめたあと、主語・対象・否定表現まで読んで意味が通るかを確かめましょう。
03 / Etymology & Memory Hack

イメージで覚える!「よす」の成り立ちと覚え方

よす=寄せる。事によせるなら、かこつける。

表記・語の成り立ちを確認

覚える手がかりは「寄す」。

「寄」の表記から、物を近くへ寄せることと、別の事に結び付けることを関連付けて覚えます。

物や人の移動
近づける・寄せる
➔
よす
かこつける・口実にする

心を寄せる・思いを託すなどの用法もあります。ここでの活用表は他動詞サ行下二段の「寄す」です。「仲間に入れる」などの四段活用と混同しません。

短いフレーズと覚え方

声に出して確認する「よす」の短い学習セット

次の2つは意味・用法を確認するための学習用の創作フレーズです。実在作品からの引用ではありません。

①「舟を岸によす。」 = 舟を岸に寄せる。
②「病に事をよせて、参らず。」 = 病気にかこつけて、参上しない。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「よす、
よす=寄せる。事によせるなら、かこつける。!」

04 / Grammar & Usage

「よす」の文法と似た表現の整理

動詞・サ行下二段活用を中心に扱うを中心に、形と意味を確かめる

「よす」の文法整理

品詞:動詞・サ行下二段活用を中心に扱う
① 下二段活用

よせ・よせ・よす・よする・よすれ・よせよと活用します。「よせて」の「よせ」は連用形です。

② 同じ終止形の別活用

四段活用では「よさ・よし・よす・よす・よせ・よせ」となります。終止形「よす」だけでは区別できません。

3つの表現・形を比べよう

似た表記でも役割は異なります。文中の形とつながりを確認します。

よす 下二段の終止形
寄せる・関連付ける。
よする 下二段の連体形
四段の連体形「よす」と区別。
事をよす 連語
他のことを口実にする。
05 / Classical Literature Examples

学習用の創作例で学ぶ!「よす」実践例文

① 物や人の移動(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「舟を岸によす。」

【現代語訳】舟を岸に 寄せる。
判別のコツ:舟を岸へ近づける物理的な動作です。
② 他の事柄への関連付け(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「病に事をよせて、参らず。」

【現代語訳】病気にかこつけて、参上しない。
判別のコツ:「病に事を」が、病気を口実にする意味を示します。
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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「よす」の総まとめチェックリスト

① 物や人の移動を確認舟や体などを岸・相手の方へ動かす場面では、近づける・寄せると読みます。
② 他の事柄への関連付けを確認何かを理由として持ち出し、別の行動をする場面では、その事を口実にすると読みます。
③ 動詞・サ行下二段活用を中心に扱うよす=寄せる。事によせるなら、かこつける。

参考:小学館の辞書「寄せる」(コトバンク)。語義・文法は参考資料を確認して整理しています。本文・クイズの短文は学習用の創作例で、実在作品の引用ではありません。現代語訳と解説は本記事で作成しています。小学館の辞書「事を寄す」(コトバンク)。

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