まゐらす
押さえたい重要古語 動詞・サ行下二段活用(謙譲語) 差し上げる/〜申し上げる・お〜する 意味・文法・クイズで学ぶ
相手に向かう行為を、へりくだって表す

まゐらす(参らす)【古文】の意味を総まとめ!
「差し上げる / 〜申し上げる・お〜する」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「まゐらす(参らす)」。まずは、「①差し上げる」と、「②〜申し上げる・お〜する」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 物を上位者へ渡す
差し上げる
②
ポイント② 動作をへりくだる補助用法
〜申し上げる・お〜する
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

参らす(動詞・サ行下二段活用(謙譲語))

意味をつなぐ学習イメージ

「相手に向かう行為を、へりくだって表す」

物を渡すのか、前の動詞に敬意を添えるのかを読む
まゐらす
01 / Core Meanings

「まゐらす」の意味・用法マップ

物を上位者へ渡すと動作をへりくだる補助用法を読み比べる

学習の手がかり:相手に向かう行為を、へりくだって表す

物を上位者へ渡すの場面では「差し上げる」、動作をへりくだる補助用法の場面では「〜申し上げる・お〜する」を手がかりに、文脈に合う読み方を確かめます。

ポイント① 物を上位者へ渡す ① POINT

差し上げる

主な文脈:物を上位者へ渡す

物を渡す動作そのものを、受け手を高めて表す本動詞です。「差し上げる」という捉え方を、例文の状況と結び付けましょう。

💡 短い学習用の創作例

「帝に花をまゐらす。」

訳:帝に花を差し上げる。

ポイント② 動作をへりくだる補助用法 ② POINT

〜申し上げる・お〜する

主な文脈:動作をへりくだる補助用法

動詞の連用形に付き、その行為を相手に対してへりくだって表します。「〜申し上げる・お〜する」というポイントを、前後の表現と一緒に確認しましょう。

💡 短い学習用の創作例

「姫君を御車に乗せまゐらす。」

訳:姫君をお車にお乗せする。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「まゐらす」の訳し分け

物を渡すのか、前の動詞に敬意を添えるのかを読む

!
読解で使うチェックポイント

「まゐらす」の前後にある言葉を確かめよう

① 物を上位者へ渡す

👉「差し上げる」

物を渡す動作そのものを、受け手を高めて表す本動詞です。

② 動作をへりくだる補助用法

👉「〜申し上げる・お〜する」

動詞の連用形に付き、その行為を相手に対してへりくだって表します。

現代語訳で押さえたいポイント

「まゐらす」は文脈とセットで!

「まゐらす」は尊敬語として主語を高める語ではありません。一語の謙譲動詞・補助動詞と、「まゐる」の未然形に使役の助動詞「す」が付く形は、文脈と構造を見て区別します。

訳語を選ぶときの合言葉
物を渡すのか、前の動詞に敬意を添えるのかを読む
訳の候補を当てはめたあと、主語・対象・否定表現まで読んで意味が通るかを確かめましょう。
03 / Etymology & Memory Hack

イメージで覚える!「まゐらす」の成り立ちと覚え方

まゐらす=差し上げる、動詞のあとなら謙譲を添える

表記・語の成り立ちを確認

覚える手がかりは「参らす」。

「参らす」の表記と、相手のもとへ物や行為を差し向ける学習イメージを結び付けます。使役の形との区別は、語源の暗記だけではできません。

物を上位者へ渡す
差し上げる
➔
まゐらす
〜申し上げる・お〜する

敬意の向きは、品物や動作の受け手へ。実際の主語と相手は、前後の文章で確認します。

短いフレーズと覚え方

声に出して確認する「まゐらす」の短い学習セット

次の2つは意味・用法を確認するための学習用の創作フレーズです。実在作品からの引用ではありません。

①「帝に花をまゐらす。」 = 帝に花を差し上げる。
②「姫君を御車に乗せまゐらす。」 = 姫君をお車にお乗せする。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「まゐらす、
まゐらす=差し上げる、動詞のあとなら謙譲を添える!」

04 / Grammar & Usage

「まゐらす」の文法と似た表現の整理

動詞・サ行下二段活用(謙譲語)を中心に、形と意味を確かめる

「まゐらす」の文法整理

品詞:動詞・サ行下二段活用(謙譲語)
① サ行下二段活用

まゐらせ・まゐらせ・まゐらす・まゐらする・まゐらすれ・まゐらせよ、と活用します。

② 一語と使役の連語

一語の「まゐらす」は謙譲表現です。「まゐら/す」と分けられる場合は、「まゐる」未然形+使役「す」の可能性も考えます。

3つの表現・形を比べよう

似た表記でも役割は異なります。文中の形とつながりを確認します。

まゐらす 差し上げる
物が対象になる本動詞の用法です。
〜まゐらす 謙譲を添える
動詞の連用形に付く補助用法です。
まゐら/す 使役の可能性
「参上させる」などとなるか、主語と動作から判断します。
05 / Classical Literature Examples

学習用の創作例で学ぶ!「まゐらす」実践例文

① 物を上位者へ渡す(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「帝に花をまゐらす。」

【現代語訳】帝に花を 差し上げる。
判別のコツ:品物の花を帝へ渡す本動詞で、受け手に敬意が向きます。
② 動作をへりくだる補助用法(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「姫君を御車に乗せまゐらす。」

【現代語訳】姫君をお車にお乗せする。
判別のコツ:「乗せ」は動詞の連用形です。後ろから、その行為に謙譲の意を添えます。
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古文単語「まゐらす」の総まとめチェックリスト

① 物を上位者へ渡すを確認物を渡す動作そのものを、受け手を高めて表す本動詞です。
② 動作をへりくだる補助用法を確認動詞の連用形に付き、その行為を相手に対してへりくだって表します。
③ 動詞・サ行下二段活用(謙譲語)まゐらす=差し上げる、動詞のあとなら謙譲を添える

参考:小学館の辞書「参らす」(コトバンク)。語義・文法は参考資料を確認して整理しています。本文・クイズの短文は学習用の創作例で、実在作品の引用ではありません。現代語訳と解説は本記事で作成しています。

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