ごらんず
押さえたい重要古語 動詞・サ行変格活用 ご覧になる/お世話なさる 意味・文法・クイズで学ぶ
見る人・世話する人を高める

ごらんず(御覧ず)【古文】の意味を総まとめ!
「見ることの尊敬 / 世話をすることの尊敬」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「ごらんず(御覧ず)」。 まずは、「①見ることの尊敬」と、「②世話をすることの尊敬」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 見ることの尊敬
ご覧になる
②
ポイント② 世話をすることの尊敬
お世話なさる
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

御覧ず (動詞・サ行変格活用)

意味をつなぐ学習イメージ

「見る人・世話する人を高める」

月を見る帝と、子供を育てる宮を思い浮かべます。どちらも、動作の主体への敬意が中心です。
ごらんず
01 / Core Meanings

「ごらんず」の意味・用法マップ

見ることの尊敬 / 世話をすることの尊敬を文脈から理解する

学習イメージ:見る人・世話する人を高める

文脈に合わせて、「見ることの尊敬」と「世話をすることの尊敬」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 見ることの尊敬 📖 POINT 1

ご覧になる

主な文脈:高い立場の人が物を見る場面

見る動作をする人を高める尊敬語です。見られる対象を高める謙譲語ではありません。「見ることの尊敬」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「帝、月をごらんず。」

訳:帝が、月をご覧になる。

ポイント2 世話をすることの尊敬 📖 POINT 2

お世話なさる

主な文脈:養育や庇護をする場面

「見る」が世話をする意味のとき、その動作をする人を敬います。「世話をすることの尊敬」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「宮、この子を幼きよりごらんず。」

訳:宮は、この子を幼いころからお世話なさる。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「ごらんず」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「ごらんず」の対象と前後を確かめよう

1 高い立場の人が物を見る場面

👉 見ることの尊敬

見る動作の主体である帝に敬意を向けています。

2 養育や庇護をする場面

👉 世話をすることの尊敬

幼いころからという継続と子供が対象であることから、養育・世話の用法を読みます。

現代語訳で押さえたいポイント

「ごらんず」の訳を文脈で選ぶ

「召し上がる」の用法や、異性との関わりを表す「見る」に対応する用法もあります。「ごろうず」は音が変化した形です。現代の「ご覧になる」だけで全ての文を訳さず、対象や場面を確認します。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 見る人・世話する人を高める
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「ごらんず」の漢字と覚え方

見る人・世話する人を高める

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「見る人・世話する人を高める」!

月を見る帝と、子供を育てる宮を思い浮かべます。どちらも、動作の主体への敬意が中心です。

見る人・世話する人を高める
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
ごらんず
見ることの尊敬 / 世話をすることの尊敬

補足:「召し上がる」の用法や、異性との関わりを表す「見る」に対応する用法もあります。「ごろうず」は音が変化した形です。現代の「ご覧になる」だけで全ての文を訳さず、対象や場面を確認します。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「ごらんず」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「帝、月をごらんず。」 = 帝が、月をご覧になる。
2「宮、この子を幼きよりごらんず。」 = 宮は、この子を幼いころからお世話なさる。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「ごらんず、
見る人・世話する人を高める!」

04 / Grammar & Usage

「ごらんず」の文法と関連語の違い

動詞・サ行変格活用と、混同しやすい語を確認

「ごらんず」の文法整理

品詞:動詞・サ行変格活用
① 動詞の活用の形

未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、ごらんぜ/ごらんじ/ごらんず/ごらんずる/ごらんずれ/ごらんぜよ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

② 用法を読むポイント

濁音を含むサ変活用で、「ごらんぜ・ごらんじ・ごらんず・ごらんずる・ごらんずれ・ごらんぜよ」。未然形を「ごらんざ」、連用形を「ごらんぜ」としないよう注意します。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

ごらんず ご覧になる・お世話なさるなど
動作をする人を高める尊敬語。
見奉る 拝見する
動作の相手・対象を敬う謙譲の表現。
ごろうず ごらんずの音変化
後の資料の形とも対応させる。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「ごらんず」実践例文

1 見ることの尊敬(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「帝、月をごらんず。」

【現代語訳】帝が、月を ご覧になる。
判別のコツ:見る動作の主体である帝に敬意を向けています。
2 世話をすることの尊敬(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「宮、この子を幼きよりごらんず。」

【現代語訳】 宮は、この子を幼いころからお世話なさる。
判別のコツ:幼いころからという継続と子供が対象であることから、養育・世話の用法を読みます。
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古文単語「ごらんず」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「ごらんず」の総まとめチェックリスト

1 見ることの尊敬 見る動作の主体である帝に敬意を向けています。
2 世話をすることの尊敬 幼いころからという継続と子供が対象であることから、養育・世話の用法を読みます。
③ 品詞は「動詞・サ行変格活用」 未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、ごらんぜ/ごらんじ/ごらんず/ごらんずる/ごらんずれ/ごらんぜよ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

参考:小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「御覧ず」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

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