かたみ
押さえたい重要古語 名詞 人を思い出すよすがとなる物/昔の出来事を思い出す種・記念 意味・文法・クイズで学ぶ
残った物から、人や昔を思い出す

かたみ(形見)【古文】の意味を総まとめ!
「人の思い出 / 昔の名残」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「かたみ(形見)」。 まずは、「①人の思い出」と、「②昔の名残」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 人の思い出
人を思い出すよすがとなる物
②
ポイント② 昔の名残
昔の出来事を思い出す種・記念
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

形見 (名詞)

意味をつなぐ学習イメージ

「残った物から、人や昔を思い出す」

一通の手紙から友の姿を、貝殻から旅の景色を思い出す場面を組み合わせます。「残された物」と「思い出す対象」の関係が中心です。
かたみ
01 / Core Meanings

「かたみ」の意味・用法マップ

人の思い出 / 昔の名残を文脈から理解する

学習イメージ:残った物から、人や昔を思い出す

文脈に合わせて、「人の思い出」と「昔の名残」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント① 人の思い出 📖 POINT 1

人を思い出すよすがとなる物

主な文脈:別れた人や亡くなった人を思う場面

手紙や持ち物など、その人を思い起こさせる物を指します。死別だけでなく、生きて別れた相手にも使います。「人の思い出」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「友のかたみの文を、失はず。」

訳:友を思い出す記念の品である手紙を、なくさない。

ポイント② 昔の名残 📘 POINT 2

昔の出来事を思い出す種・記念

主な文脈:過ぎた旅や季節を思う場面

人に限らず、過ぎ去った出来事を思い出す記念や名残も表します。何の記憶につながる物かを読みます。「昔の名残」と訳せる状況かどうか、対象と前後の動作を確かめます。

💡 短い学習用の創作例

「旅のかたみに、貝を持ち帰る。」

訳:旅の記念に、貝を持ち帰る。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「かたみ」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「かたみ」の対象と前後を確かめよう

① 別れた人や亡くなった人を思う場面

👉 人の思い出

「友の」と「文」が、誰を思い出すための何なのかを示しています。

② 過ぎた旅や季節を思う場面

👉 昔の名残

「旅の」が示すのは過ぎた体験です。亡くなった人の遺品という意味に限りません。

現代語訳で押さえたいポイント

「かたみ」の訳を文脈で選ぶ

「形見の子」のように、亡くなった人を思い出させる子を指す場合もあります。「形代」の意味もあり、品物だけに限定しません。副詞「かたみに」とは別の語です。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 残った物から、人や昔を思い出す
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「かたみ」の漢字と覚え方

残った物から、人や昔を思い出す

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「残った物から、人や昔を思い出す」!

一通の手紙から友の姿を、貝殻から旅の景色を思い出す場面を組み合わせます。「残された物」と「思い出す対象」の関係が中心です。

残った物から、人や昔を思い出す
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
かたみ
人の思い出 / 昔の名残

補足:「形見の子」のように、亡くなった人を思い出させる子を指す場合もあります。「形代」の意味もあり、品物だけに限定しません。副詞「かたみに」とは別の語です。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「かたみ」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

①「友のかたみの文を、失はず。」 = 友を思い出す記念の品である手紙を、なくさない。
②「旅のかたみに、貝を持ち帰る。」 = 旅の記念に、貝を持ち帰る。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「かたみ、
残った物から、人や昔を思い出す!」

04 / Grammar & Usage

「かたみ」の文法と関連語の違い

名詞と、混同しやすい語を確認

「かたみ」の文法整理

品詞:名詞
① 名詞としての働き

名詞は活用しません。前に付く修飾語や、後ろに続く助詞・動詞を手がかりに、文中で何を指すかを確かめます。

② 用法を読むポイント

「かたみ」は名詞です。「かたみに」は、名詞「形見」に助詞「に」が付く場合と、副詞「互に」の場合があります。文全体の意味と、後ろの動作を確かめます。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

かたみ(形見) 思い出すよすが
人や過去につながる物・記念など。
かたみに(互に) 互いに・交互に
動作の関係を表す副詞。
なごり 残ったもの・別れの余情等
何が残り、何を思っているかを読む。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「かたみ」実践例文

① 人の思い出(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「友のかたみの文を、失はず。」

【現代語訳】友を思い出す 記念の品である手紙を、なくさない。
判別のコツ:「友の」と「文」が、誰を思い出すための何なのかを示しています。
② 昔の名残(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「旅のかたみに、貝を持ち帰る。」

【現代語訳】 旅の記念に、貝を持ち帰る。
判別のコツ:「旅の」が示すのは過ぎた体験です。亡くなった人の遺品という意味に限りません。
ORETAN 実践トレーニング

古文単語「かたみ」クイズゲーム(全5問)

現在のスコア
0 / 5
QUESTION 1 OF 5

意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「かたみ」の総まとめチェックリスト

① 人の思い出 「友の」と「文」が、誰を思い出すための何なのかを示しています。
② 昔の名残 「旅の」が示すのは過ぎた体験です。亡くなった人の遺品という意味に限りません。
③ 品詞は「名詞」 名詞は活用しません。前に付く修飾語や、後ろに続く助詞・動詞を手がかりに、文中で何を指すかを確かめます。

参考:小学館『精選版 日本国語大辞典』「形見」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

古
ORETAN — 古典の里
英語も、古典も。物語で、夢中になる。
© ORETAN Classical Japanese Vocabulary Series. All rights reserved.