かたたがへ
押さえたい重要古語 名詞 凶の方角を避けるために方角を変えること/別の方角の家などに泊まって出直すこと 意味・文法・クイズで学ぶ
まず別の方角へ、そこから出直す

かたたがへ(方違へ)【古文】の意味を総まとめ!
「習慣の意味 / 物語での動き」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「かたたがへ(方違へ)」。 まずは、「①習慣の意味」と、「②物語での動き」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 習慣の意味
凶の方角を避けるために方角を変えること
②
ポイント② 物語での動き
別の方角の家などに泊まって出直すこと
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

方違へ (名詞)

意味をつなぐ学習イメージ

「まず別の方角へ、そこから出直す」

出発点から目的地へ一本で向かうのではなく、いったん別の家へ移る道筋を思い浮かべます。二枚のカードは別々の語義ではなく、習慣の意味と行動の理解を整理しています。
かたたがへ
01 / Core Meanings

「かたたがへ」の意味・用法マップ

習慣の意味 / 物語での動きを文脈から理解する

学習イメージ:まず別の方角へ、そこから出直す

文脈に合わせて、「習慣の意味」と「物語での動き」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント① 習慣の意味 📖 POINT 1

凶の方角を避けるために方角を変えること

主な文脈:方角の吉凶を理由に外出する場面

陰陽道でよくないとされた方角を避けるため、一度別の方角へ出向く習慣です。現代の道間違いという意味ではありません。「習慣の意味」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「今宵はかたたがへに出づ。」

訳:今夜は方角の禁忌を避けるために出かける。

ポイント② 物語での動き 📘 POINT 2

別の方角の家などに泊まって出直すこと

主な文脈:知人の家への宿泊や翌朝の移動

別の方角で一夜を過ごすなどして、移った先から改めて出発します。物語で予定外の訪問や出会いが起こる理由になります。「物語での動き」と訳せる状況かどうか、対象と前後の動作を確かめます。

💡 短い学習用の創作例

「かたたがへして、翌朝帰る。」

訳:別の方角の家に泊まって、翌朝帰る。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「かたたがへ」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「かたたがへ」の対象と前後を確かめよう

① 方角の吉凶を理由に外出する場面

👉 習慣の意味

わざと行き先や出発点を変えています。道に迷っているのではありません。

② 知人の家への宿泊や翌朝の移動

👉 物語での動き

前の晩に別の場所へ移り、夜を越す動きが手がかりです。

現代語訳で押さえたいポイント

「かたたがへ」の訳を文脈で選ぶ

方違へは当時の方角に関する信仰に基づく習慣です。「方塞がり」は、行きたい方角が禁忌に当たっていることを表します。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ まず別の方角へ、そこから出直す
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「かたたがへ」の漢字と覚え方

まず別の方角へ、そこから出直す

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「まず別の方角へ、そこから出直す」!

出発点から目的地へ一本で向かうのではなく、いったん別の家へ移る道筋を思い浮かべます。二枚のカードは別々の語義ではなく、習慣の意味と行動の理解を整理しています。

まず別の方角へ、そこから出直す
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
かたたがへ
習慣の意味 / 物語での動き

補足:方違へは当時の方角に関する信仰に基づく習慣です。「方塞がり」は、行きたい方角が禁忌に当たっていることを表します。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「かたたがへ」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

①「今宵はかたたがへに出づ。」 = 今夜は方角の禁忌を避けるために出かける。
②「かたたがへして、翌朝帰る。」 = 別の方角の家に泊まって、翌朝帰る。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「かたたがへ、
まず別の方角へ、そこから出直す!」

04 / Grammar & Usage

「かたたがへ」の文法と関連語の違い

名詞と、混同しやすい語を確認

「かたたがへ」の文法整理

品詞:名詞
① 名詞としての働き

名詞は活用しません。前に付く修飾語や、後ろに続く助詞・動詞を手がかりに、文中で何を指すかを確かめます。

② 用法を読むポイント

「かたたがへ」は名詞です。「方違へす」の「す」が動詞で、「かたたがへ」そのものが活用しているのではありません。歴史的仮名遣いの「へ」にも注意します。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

かたたがへ 方角を変えて避ける行動
別の場所へ移って出直す習慣。
方塞がり ある方角が禁忌に当たること
方違へをする事情となります。
かた(方) 方向・方角など
この複合語では方角に関わります。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「かたたがへ」実践例文

① 習慣の意味(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「今宵はかたたがへに出づ。」

【現代語訳】今夜は 方角の禁忌を避けるために出かける。
判別のコツ:わざと行き先や出発点を変えています。道に迷っているのではありません。
② 物語での動き(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「かたたがへして、翌朝帰る。」

【現代語訳】 別の方角の家に泊まって、翌朝帰る。
判別のコツ:前の晩に別の場所へ移り、夜を越す動きが手がかりです。
ORETAN 実践トレーニング

古文単語「かたたがへ」クイズゲーム(全5問)

現在のスコア
0 / 5
QUESTION 1 OF 5

意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「かたたがへ」の総まとめチェックリスト

① 習慣の意味 わざと行き先や出発点を変えています。道に迷っているのではありません。
② 物語での動き 前の晩に別の場所へ移り、夜を越す動きが手がかりです。
③ 品詞は「名詞」 名詞は活用しません。前に付く修飾語や、後ろに続く助詞・動詞を手がかりに、文中で何を指すかを確かめます。

参考:コトバンク掲載辞典・事典「方違え」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

古
ORETAN — 古典の里
英語も、古典も。物語で、夢中になる。
© ORETAN Classical Japanese Vocabulary Series. All rights reserved.