ことに
押さえたい重要古語 副詞 特に・とりわけ/格別に・ひときわ 意味・文法・クイズで学ぶ
一つを取り立て、程度を際立たせる

ことに(殊に)【古文】の意味を総まとめ!
「一つを取り立てる / 程度を強める」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「ことに(殊に)」。 まずは、「①一つを取り立てる」と、「②程度を強める」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 一つを取り立てる
特に・とりわけ
②
ポイント② 程度を強める
格別に・ひときわ
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

殊に (副詞)

意味をつなぐ学習イメージ

「一つを取り立て、程度を際立たせる」

花の中から桜を選ぶ姿と、明るさの際立つ月を並べます。どの語を強めているのかを読むための学習イメージです。
ことに
01 / Core Meanings

「ことに」の意味・用法マップ

一つを取り立てる / 程度を強めるを文脈から理解する

学習イメージ:一つを取り立て、程度を際立たせる

文脈に合わせて、「一つを取り立てる」と「程度を強める」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 一つを取り立てる 📖 POINT 1

特に・とりわけ

主な文脈:複数の中から一つを目立たせる場面

多くのものの中で、とくに取り上げたいものを強調します。「一つを取り立てる」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「花の中に、桜をことに愛づ。」

訳:花の中でも、桜をとりわけ好む。

ポイント2 程度を強める 📖 POINT 2

格別に・ひときわ

主な文脈:普通や他のものより程度が際立つ場面

状態や出来栄えが際立つことを述べます。二枚は副詞の働きを文脈別に比べています。「程度を強める」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「今宵の月は、ことに明らかなり。」

訳:今夜の月は、ひときわ明るい。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「ことに」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「ことに」の対象と前後を確かめよう

1 複数の中から一つを目立たせる場面

👉 一つを取り立てる

「花の中に」とあるので、一つを選んで強調する用法です。

2 普通や他のものより程度が際立つ場面

👉 程度を強める

月の明るさが普段より際立つことを述べています。

現代語訳で押さえたいポイント

「ことに」の訳を文脈で選ぶ

同じ読みでも「事に」のような名詞と助詞の組合せとは区別します。「異なり・殊なり」の連用形と関わる語であり、文によっては他と異なる様子を表します。後世の資料では「その上」の用法もあります。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 一つを取り立て、程度を際立たせる
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「ことに」の漢字と覚え方

一つを取り立て、程度を際立たせる

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「一つを取り立て、程度を際立たせる」!

花の中から桜を選ぶ姿と、明るさの際立つ月を並べます。どの語を強めているのかを読むための学習イメージです。

一つを取り立て、程度を際立たせる
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
ことに
一つを取り立てる / 程度を強める

補足:同じ読みでも「事に」のような名詞と助詞の組合せとは区別します。「異なり・殊なり」の連用形と関わる語であり、文によっては他と異なる様子を表します。後世の資料では「その上」の用法もあります。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「ことに」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「花の中に、桜をことに愛づ。」 = 花の中でも、桜をとりわけ好む。
2「今宵の月は、ことに明らかなり。」 = 今夜の月は、ひときわ明るい。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「ことに、
一つを取り立て、程度を際立たせる!」

04 / Grammar & Usage

「ことに」の文法と関連語の違い

副詞と、混同しやすい語を確認

「ことに」の文法整理

品詞:副詞
① 副詞としての働き

副詞は活用しません。後ろの動作や判断をどのように説明しているかを読み、数量・程度・納得などの意味を文脈に応じて確かめます。

② 用法を読むポイント

本記事では副詞としての用法を扱います。副詞自体は活用せず、「愛づ」「明らかなり」など後ろの語を説明します。語の区切りと、何を修飾しているかを確かめましょう。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

ことに 特に・格別に
一つの事柄や程度を取り立てる。
ことなり 異なる・特別だ
ナリ活用の形容動詞と区別して読む。
げに なるほど・本当に
納得や実感を表す語と比べる。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「ことに」実践例文

1 一つを取り立てる(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「花の中に、桜をことに愛づ。」

【現代語訳】花の中でも、桜を とりわけ好む。
判別のコツ:「花の中に」とあるので、一つを選んで強調する用法です。
2 程度を強める(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「今宵の月は、ことに明らかなり。」

【現代語訳】 今夜の月は、ひときわ明るい。
判別のコツ:月の明るさが普段より際立つことを述べています。
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古文単語「ことに」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「ことに」の総まとめチェックリスト

1 一つを取り立てる 「花の中に」とあるので、一つを選んで強調する用法です。
2 程度を強める 月の明るさが普段より際立つことを述べています。
③ 品詞は「副詞」 副詞は活用しません。後ろの動作や判断をどのように説明しているかを読み、数量・程度・納得などの意味を文脈に応じて確かめます。

参考:小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「殊に」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

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