3-1.ローレンス少年

メグとジョーにガーディナー夫人から大晦日の小舞踏会への招待状が届いた。てんやわんやの小支度の末、二人はパーティへと出発する。パーティーに行ったりすることなどほとんどない二人にとって、この小さなパーティは大事件だった。

3-2.ローレンス少年

その後も、ささいな災難がいろいろあったが、メグはやっとのことで終わり、家族みんなの力でジョーの髪を結い、ドレスを着た。二人は簡素な服装がとてもよく似合っていた。メグは銀茶色の服に青色のビロードのスヌード、レースのフリルと真珠のピンをつけた。

3-3.ローレンス少年

ローリーは何から話せばいいのかわからない様子だったが、ジョーの熱心な質問にすぐに動かされ、ヴヴェイの学校に行っていたことを話し始めた。そこでは男の子たちは帽子をかぶることもなく、湖にはたくさんのボートを浮かべ、休日には先生と一緒にスイスの街を散策して楽しんだことなど。

3-4.ローレンス少年

メグはゴム靴をうまく隠して横になり、ジョーはまごまごしながら食堂に行ったのだが、食堂は、陶磁器戸棚に入ったり、ガーディナーおじいさんがちょっとした私的な軽食をしていた部屋の戸を開けたりした後に、やっと見つけることができた。テーブルに向って突進してコーヒーを手に入れたものの、すぐさまこぼしてしまい、それによってドレスの前も後ろと後ろと同様に台なしにしてしまった。