こころをやる
押さえたい重要古語 連語 気を晴らす・心を慰める/得意になる・満足する 意味・文法・クイズで学ぶ
心を晴らす場面と、満足げな場面

こころをやる(心を遣る)【古文】の意味を総まとめ!
「憂さを晴らす / 思うままに振る舞う」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「こころをやる(心を遣る)」。 まずは、「①憂さを晴らす」と、「②思うままに振る舞う」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 憂さを晴らす
気を晴らす・心を慰める
②
ポイント② 思うままに振る舞う
得意になる・満足する
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

心を遣る (連語)

意味をつなぐ学習イメージ

「心を晴らす場面と、満足げな場面」

花を眺めて気持ちが軽くなる姿と、歌をほめられて得意になる姿を思い浮かべます。
こころをやる
01 / Core Meanings

「こころをやる」の意味・用法マップ

憂さを晴らす / 思うままに振る舞うを文脈から理解する

学習イメージ:心を晴らす場面と、満足げな場面

文脈に合わせて、「憂さを晴らす」と「思うままに振る舞う」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 憂さを晴らす 📖 POINT 1

気を晴らす・心を慰める

主な文脈:花見や音楽で気持ちをほぐす場面

ふさいだ気持ちを別の方へ向け、心を軽くする用法です。「憂さを晴らす」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「花を見て、こころをやる。」

訳:花を見て、気を晴らす。

ポイント2 思うままに振る舞う 📖 POINT 2

得意になる・満足する

主な文脈:自分の望みがかなって振る舞う場面

自分の思いどおりにできて、満足げにしている様子にも用います。「思うままに振る舞う」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「歌の誉れを得て、こころをやりたる顔なり。」

訳:和歌でほめられて、得意になった顔をしている。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「こころをやる」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「こころをやる」の対象と前後を確かめよう

1 花見や音楽で気持ちをほぐす場面

👉 憂さを晴らす

花を眺めることで気持ちを慰める場面です。

2 自分の望みがかなって振る舞う場面

👉 思うままに振る舞う

ほめられた後の満足げな顔が手がかりです。

現代語訳で押さえたいポイント

「こころをやる」の訳を文脈で選ぶ

「思いをはせる」の意味もあります。心をどこへ向けているのかを読みましょう。「こころやる」のように「を」が現れない形もあります。現代語の「思いやる」と常に同じ意味ではありません。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 心を晴らす場面と、満足げな場面
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「こころをやる」の漢字と覚え方

心を晴らす場面と、満足げな場面

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「心を晴らす場面と、満足げな場面」!

花を眺めて気持ちが軽くなる姿と、歌をほめられて得意になる姿を思い浮かべます。

心を晴らす場面と、満足げな場面
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
こころをやる
憂さを晴らす / 思うままに振る舞う

補足:「思いをはせる」の意味もあります。心をどこへ向けているのかを読みましょう。「こころやる」のように「を」が現れない形もあります。現代語の「思いやる」と常に同じ意味ではありません。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「こころをやる」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「花を見て、こころをやる。」 = 花を見て、気を晴らす。
2「歌の誉れを得て、こころをやりたる顔なり。」 = 和歌でほめられて、得意になった顔をしている。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「こころをやる、
心を晴らす場面と、満足げな場面!」

04 / Grammar & Usage

「こころをやる」の文法と関連語の違い

連語と、混同しやすい語を確認

「こころをやる」の文法整理

品詞:連語
① 連語の組立てと動詞の活用

「心」+格助詞「を」+ラ行四段動詞「やる」です。「やら・やり・やる・やる・やれ・やれ」と活用します。「心」や「を」が活用するわけではありません。

② 用法を読むポイント

「心」+格助詞「を」+ラ行四段動詞「やる」です。「やら・やり・やる・やる・やれ・やれ」と活用します。「心」や「を」が活用するわけではありません。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

こころをやる 気を晴らす・得意になるなど
前後の出来事で用法を選ぶ。
思ひやる 遠くを思う・気を晴らすなど
意味が重なる場合がある。
こころおく 気兼ねする・注意するなど
「心」の付く語でも意味を混同しない。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「こころをやる」実践例文

1 憂さを晴らす(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「花を見て、こころをやる。」

【現代語訳】花を見て、 気を晴らす。
判別のコツ:花を眺めることで気持ちを慰める場面です。
2 思うままに振る舞う(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「歌の誉れを得て、こころをやりたる顔なり。」

【現代語訳】 和歌でほめられて、得意になった顔をしている。
判別のコツ:ほめられた後の満足げな顔が手がかりです。
ORETAN 実践トレーニング

古文単語「こころをやる」クイズゲーム(全5問)

現在のスコア
0 / 5
QUESTION 1 OF 5

意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「こころをやる」の総まとめチェックリスト

1 憂さを晴らす 花を眺めることで気持ちを慰める場面です。
2 思うままに振る舞う ほめられた後の満足げな顔が手がかりです。
③ 品詞は「連語」 「心」+格助詞「を」+ラ行四段動詞「やる」です。「やら・やり・やる・やる・やれ・やれ」と活用します。「心」や「を」が活用するわけではありません。

参考:小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「心を遣る」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

古
ORETAN — 古典の里
英語も、古典も。物語で、夢中になる。
© ORETAN Classical Japanese Vocabulary Series. All rights reserved.