しる
押さえたい重要古語 動詞・ラ行四段活用 知る・分かる/治める・領有する 意味・文法・クイズで学ぶ
知識として分かるか、支配下に置くか

しる(知る・領る)【古文】の意味を総まとめ!
「物事を理解する / 土地などを手中にする」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「しる(知る・領る)」。 まずは、「①物事を理解する」と、「②土地などを手中にする」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 物事を理解する
知る・分かる
②
ポイント② 土地などを手中にする
治める・領有する
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

知る・領る (動詞・ラ行四段活用)

意味をつなぐ学習イメージ

「知識として分かるか、支配下に置くか」

歌の意味を理解する人と、国を治める人を並べます。
しる
01 / Core Meanings

「しる」の意味・用法マップ

物事を理解する / 土地などを手中にするを文脈から理解する

学習イメージ:知識として分かるか、支配下に置くか

文脈に合わせて、「物事を理解する」と「土地などを手中にする」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 物事を理解する 📖 POINT 1

知る・分かる

主な文脈:内容や心情を理解する場面

物事の内容や事情、情趣を理解することです。見聞きして分かる意味にも使います。「物事を理解する」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「歌の心をしる人なり。」

訳:歌の趣意を理解する人である。

ポイント2 土地などを手中にする 📖 POINT 2

治める・領有する

主な文脈:国や所領を管理する場面

土地や国などを自分の支配下に置く意味です。「領る」の表記もあります。「土地などを手中にする」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「この国をしる人なり。」

訳:この国を治める人である。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「しる」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「しる」の対象と前後を確かめよう

1 内容や心情を理解する場面

👉 物事を理解する

和歌の内容や思いを理解する意味です。

2 国や所領を管理する場面

👉 土地などを手中にする

国が対象なので、支配・統治の意味を考えます。

現代語訳で押さえたいポイント

「しる」の訳を文脈で選ぶ

面識がある・経験する・関わるなどの意味もあります。「知る人」は知り合いを指すことがあり、「いざ知らず」などの慣用表現はまとまりで確かめます。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 知識として分かるか、支配下に置くか
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「しる」の漢字と覚え方

知識として分かるか、支配下に置くか

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「知識として分かるか、支配下に置くか」!

歌の意味を理解する人と、国を治める人を並べます。

知識として分かるか、支配下に置くか
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
しる
物事を理解する / 土地などを手中にする

補足:面識がある・経験する・関わるなどの意味もあります。「知る人」は知り合いを指すことがあり、「いざ知らず」などの慣用表現はまとまりで確かめます。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「しる」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「歌の心をしる人なり。」 = 歌の趣意を理解する人である。
2「この国をしる人なり。」 = この国を治める人である。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「しる、
知識として分かるか、支配下に置くか!」

04 / Grammar & Usage

「しる」の文法と関連語の違い

動詞・ラ行四段活用と、混同しやすい語を確認

「しる」の文法整理

品詞:動詞・ラ行四段活用
① 動詞の活用の形

未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、しら/しり/しる/しる/しれ/しれ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

② 用法を読むポイント

「しら・しり・しる・しる・しれ・しれ」のラ行四段。「しれる」には已然形「しれ」に存続「り」の連体形「る」が付く場合があり、現代語の可能動詞と即断しません。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

しる 知る・治めるなど
目的語や対象で読む。
しろしめす お知りになる・お治めになる
敬意を伴う動詞と比べる。
こころう 理解する・心得る
理解する意味が重なる別の活用語。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「しる」実践例文

1 物事を理解する(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「歌の心をしる人なり。」

【現代語訳】歌の趣意を 理解する人である。
判別のコツ:和歌の内容や思いを理解する意味です。
2 土地などを手中にする(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「この国をしる人なり。」

【現代語訳】 この国を治める人である。
判別のコツ:国が対象なので、支配・統治の意味を考えます。
ORETAN 実践トレーニング

古文単語「しる」クイズゲーム(全5問)

現在のスコア
0 / 5
QUESTION 1 OF 5

意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「しる」の総まとめチェックリスト

1 物事を理解する 和歌の内容や思いを理解する意味です。
2 土地などを手中にする 国が対象なので、支配・統治の意味を考えます。
③ 品詞は「動詞・ラ行四段活用」 未然・連用・終止・連体・已然・命令の順に、しら/しり/しる/しる/しれ/しれ。現代語の活用と混同せず、古文の形を確かめます。

参考:小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』「知る」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

古
ORETAN — 古典の里
英語も、古典も。物語で、夢中になる。
© ORETAN Classical Japanese Vocabulary Series. All rights reserved.