まづ
押さえたい重要古語 副詞 最初に・先に/とりあえず・何はともあれ 意味・文法・クイズで学ぶ
ほかのことより先に取り上げる

まづ(先づ)【古文】の意味を総まとめ!
「最初に・先に / とりあえず・何はともあれ」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「まづ(先づ)」。まずは、「①最初に・先に」と、「②とりあえず・何はともあれ」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 順序を示す
最初に・先に
②
ポイント② ひとまず行う
とりあえず・何はともあれ
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

先づ(副詞)

意味をつなぐ学習イメージ

「ほかのことより先に取り上げる」

手順の最初か、ひとまずの対処かを読む
まづ
01 / Core Meanings

「まづ」の意味・用法マップ

順序を示すとひとまず行うを読み比べる

学習の手がかり:ほかのことより先に取り上げる

順序を示すの場面では「最初に・先に」、ひとまず行うの場面では「とりあえず・何はともあれ」を手がかりに、文脈に合う読み方を確かめます。

ポイント① 順序を示す ① POINT

最初に・先に

主な文脈:順序を示す

複数の動作や事柄の順序について、初めに行うものを示します。「最初に・先に」という捉え方を、例文の状況と結び付けましょう。

💡 短い学習用の創作例

「まづ手を洗ひ、その後、食す。」

訳:最初に手を洗い、その後、食べる。

ポイント② ひとまず行う ② POINT

とりあえず・何はともあれ

主な文脈:ひとまず行う

後のことをひとまず置いて、今行うべきことを取り上げます。「とりあえず・何はともあれ」というポイントを、前後の表現と一緒に確認しましょう。

💡 短い学習用の創作例

「先のことはのちに思はむ。まづここに休め。」

訳:先のことは後で考えよう。とりあえずここで休め。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「まづ」の訳し分け

手順の最初か、ひとまずの対処かを読む

!
読解で使うチェックポイント

「まづ」の前後にある言葉を確かめよう

① 順序を示す

👉「最初に・先に」

複数の動作や事柄の順序について、初めに行うものを示します。

② ひとまず行う

👉「とりあえず・何はともあれ」

後のことをひとまず置いて、今行うべきことを取り上げます。

現代語訳で押さえたいポイント

「まづ」は文脈とセットで!

いつも時間的な順序だけとは限りません。「何はともあれ」と一つの行為を優先する場合もあります。また、打消を伴って「どうにも」と強める用法にも注意します。

訳語を選ぶときの合言葉
手順の最初か、ひとまずの対処かを読む
訳の候補を当てはめたあと、主語・対象・否定表現まで読んで意味が通るかを確かめましょう。
03 / Etymology & Memory Hack

イメージで覚える!「まづ」の成り立ちと覚え方

まづ=先に、またはひとまず

表記・語の成り立ちを確認

覚える手がかりは「先づ」。

「先」の字を、ほかより先にするという手がかりにします。歴史的仮名遣いは「まづ」、現代の表記は「まず」です。

順序を示す
最初に・先に
➔
まづ
とりあえず・何はともあれ

副詞なので活用しません。見通しを述べる現代語の「まず大丈夫」だけを、すべての古文に当てはめないようにします。

短いフレーズと覚え方

声に出して確認する「まづ」の短い学習セット

次の2つは意味・用法を確認するための学習用の創作フレーズです。実在作品からの引用ではありません。

①「まづ手を洗ひ、その後、食す。」 = 最初に手を洗い、その後、食べる。
②「先のことはのちに思はむ。まづここに休め。」 = 先のことは後で考えよう。とりあえずここで休め。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「まづ、
まづ=先に、またはひとまず!」

04 / Grammar & Usage

「まづ」の文法と似た表現の整理

副詞を中心に、形と意味を確かめる

「まづ」の文法整理

品詞:副詞
① 活用しない副詞

「まづ」が後ろの動作や判断に意味を添えます。打消の助動詞「ず」そのものではありません。

② 打消を伴う用法

「どうにも理解できない」など、否定的な内容を強める場合があります。「最初に」だけで意味が通るか確かめます。

3つの表現・形を比べよう

似た表記でも役割は異なります。文中の形とつながりを確認します。

まづ 優先すること
最初に、とりあえず、などと読みます。
その後 次の段階
順序を表す「まづ」と対になる手がかりです。
まづ+打消 強める用法
どうにも、と否定的内容を強める場合があります。
05 / Classical Literature Examples

学習用の創作例で学ぶ!「まづ」実践例文

① 順序を示す(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「まづ手を洗ひ、その後、食す。」

【現代語訳】 最初に手を洗い、その後、食べる。
判別のコツ:「その後」と対になり、動作の順序を示します。
② ひとまず行う(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「先のことはのちに思はむ。まづここに休め。」

【現代語訳】先のことは後で考えよう。とりあえずここで休め。
判別のコツ:先の問題を後回しにし、今することを指示しています。
ORETAN 実践トレーニング

古文単語「まづ」クイズゲーム(全5問)

現在のスコア
0 / 5
QUESTION 1 OF 5

意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「まづ」の総まとめチェックリスト

① 順序を示すを確認複数の動作や事柄の順序について、初めに行うものを示します。
② ひとまず行うを確認後のことをひとまず置いて、今行うべきことを取り上げます。
③ 副詞まづ=先に、またはひとまず

参考:小学館の辞書「先ず」(コトバンク)。語義・文法は参考資料を確認して整理しています。本文・クイズの短文は学習用の創作例で、実在作品の引用ではありません。現代語訳と解説は本記事で作成しています。

古
ORETAN — 古典の里
英語も、古典も。物語で、夢中になる。
© ORETAN Classical Japanese Vocabulary Series. All rights reserved.