をり
押さえたい重要古語 動詞(ラ行変格活用)・名詞 居り=いる・〜している/折=時・機会・季節 意味・文法・クイズで学ぶ
動詞「居り」と名詞「折」を、品詞と文脈から読み分ける

をり(居り・折)【古文】の意味を総まとめ!
「いる / 時・機会」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

品詞で意味が大きく変わる古語「をり(居り・折)」。 まずは、「①動詞・居り」と、「②名詞・折」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 動詞・居り
いる・座っている・〜している
②
ポイント② 名詞・折
時・機会・季節
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

居り・折 (ラ変動詞・名詞)

意味をつなぐイメージ

「居りは人の状態、折は時の区切り」

動詞「居り」と名詞「折」は別の語です。人がいる状態か、出来事の時点かを確かめ、文法と意味を一緒に判断します。
をり
01 / Core Meanings

「をり」の意味・用法マップ

「その場にいる」と「その時」を、二つのカードで整理

学習イメージ:居りは状態、折は時

まず品詞を分け、「動詞・居り」と「名詞・折」を確かめます。「居り」には、その場にいる本動詞と、動作の継続を表す補助動詞の用法があります。

ポイント ① 動詞・居り 📖 POINT 1

いる・座っている・〜している

主な文脈:人の居場所・姿勢・続いている動作

その場にいる、腰を下ろしている、とどまっている状態を表します。また、動詞の連用形に付くと、動作や状態が続くことを示します。「いる・〜している」と置き換え、誰がどのような状態にあるかを読みましょう。

💡 短い学習用の創作例

「人、門のもとにをり。」

訳:人が門のそばにいる。

ポイント ② 名詞・折 📘 POINT 2

時・機会・季節

主な文脈:旅などの出来事の時点・行動の機会・季節

ある出来事が起きる時や、行動の機会、季節を指します。「旅のをり」なら旅の時、「寒きをり」なら寒い時節と考えます。「時・機会・季節」に関わる名詞で、動詞「居り」のような活用はしません。

💡 短い学習用の創作例

「旅のをりに、友に逢ふ。」

訳:旅の時に、友に会う。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「をり」の訳し分けルール

「いる」という状態か、「時」という名詞かを確かめる

!
読解で使うチェックポイント

「をり」は動詞か、名詞かを確かめよう

① 人の居場所や動作を述べる

👉 動詞・居り49; 時・機会

「人」が主語、「門のもとに」が居場所です。この「をり」は「いる」と訳すラ変動詞で、文を言い切っています。

② 出来事の時や季節を述べる

👉 名詞・折9; 季節・時節

「旅の」に修飾され、「に」が後に付く名詞です。「旅の時に」と訳します。「いる」と置き換えると文意が通りません。

現代語訳で押さえたいポイント

「をり」は、品詞で訳が変わる

動詞「居り」は、人などがいる状態を述べます。名詞「折」は時や機会を指します。仮名が同じでも、一つの語の意味違いとしてまとめず、文中の役割から区別しましょう。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 居りは「いる」、折は「時」、季節なら時節
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「をり」の漢字と覚え方

居りは状態、折は時

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「居りは状態、折は時」!

「居り」は、門のそばに人がいる姿と結び付けます。「折」は、時間に折り目を付けるように、その時や季節を思い浮かべます。これは二つの語を区別するための覚え方です。

居りは状態、折は時
人の居場所と、時の区切りを分けて想像する
➔
をり
いる・〜している / 時・機会

補足:「籠りをり」なら「こもっている」。この「をり」は動詞の連用形「籠り」に付く補助動詞です。「をりふし(折節)」は時や季節に関わる別の語として覚えます。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「をり」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

①「人、門のもとにをり。」 = 人が門のそばにいる。
②「旅のをりに、友に逢ふ。」 = 旅の時に、友に会う。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「をり、
居りは「いる」、折は「時」!」

04 / Grammar & Usage

「をり」の文法と関連語の違い

ラ変動詞「居り」の活用と、名詞「折」との区別を確認

「をり」の文法整理

品詞:「居り」はラ変動詞、「折」は名詞
① 「居り」のラ行変格活用

未然「をら」・連用「をり」・終止「をり」・連体「をる」・已然「をれ」・命令「をれ」です。終止形は「をり」、連体形は「をる」。「をる人」では人を修飾しています。

② 本動詞・補助動詞と、名詞を分ける

「人、門のもとにをり」は、その場にいる本動詞。「籠りをり」は、動作の継続を示す補助動詞です。「旅のをり」の「折」は活用しない名詞で、「〜ている」とは訳しません。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

をり(居り) いる・座っている・〜している
ラ行変格活用の動詞。補助動詞にもなる。
をり(折) 時・機会・季節
活用しない名詞。同じ仮名でも「居り」とは別の語です。
をりふし(折節) その時・季節など
時や時節を表し、副詞として「ちょうどその時」などとも使われます。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「をり」実践例文

① 動詞・居り(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「人、門のもとにをり。」

【現代語訳】人が門のそばに いる。
判別のコツ:「人」が主語、「門のもとに」が居場所です。この「をり」は「いる」と訳すラ変動詞で、文を言い切っています。
② 名詞・折(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「旅のをりに、友に逢ふ。」

【現代語訳】 旅の時に、友に会う。
判別のコツ:「旅の」に修飾され、「に」が後に付く名詞です。「旅の時に」と訳します。「いる」と置き換えると文意が通りません。
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古文単語「をり」クイズゲーム(全5問)

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意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「をり」の総まとめチェックリスト

① 動詞「居り」は、いる・〜している 人の居場所を述べる本動詞と、動作・状態の継続を述べる補助動詞の用法を確かめます。
② 名詞「折」は、時・機会・季節 「旅のをり」は旅の時。「寒きをり」は寒い時節。活用する動詞「居り」と区別します。
③ ラ変は、ら・り・り・る・れ・れ 終止形「をり」と連体形「をる」を区別します。「をる人」の「をる」は、人を修飾する連体形です。

参考:小学館『精選版 日本国語大辞典』「折」 / 小学館『デジタル大辞泉』「居り」 / 小学館『精選版 日本国語大辞典』「居る」。語義・文法を参照し、本文・現代語訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと例文を使ったクイズは、すべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

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