さるほどに
押さえたい重要古語 接続詞 そうしているうちに/さて・ところで 意味・文法・クイズで学ぶ
出来事を進めるか、新しい話を起こすか

さるほどに(然る程に)【古文】の意味を総まとめ!
「時間や出来事の進行 / 話題の書き出し」 意味・文法・例文と5問クイズで確認

文脈と文法を一緒に押さえたい古語「さるほどに(然る程に)」。 まずは、「①時間や出来事の進行」と、「②話題の書き出し」を軸に整理します。前後の状況を確かめ、自然な現代語に訳しましょう。

①
ポイント① 時間や出来事の進行
そうしているうちに
②
ポイント② 話題の書き出し
さて・ところで
古典の里 単語帳カード

漢字表記・品詞・活用

然る程に (接続詞)

意味をつなぐ学習イメージ

「出来事を進めるか、新しい話を起こすか」

待っている間の変化と、別の人物へ話題を移す書き出しを比べます。
さるほどに
01 / Core Meanings

「さるほどに」の意味・用法マップ

時間や出来事の進行 / 話題の書き出しを文脈から理解する

学習イメージ:出来事を進めるか、新しい話を起こすか

文脈に合わせて、「時間や出来事の進行」と「話題の書き出し」を確かめます。以下の2枚は、意味や用法を整理するためのカードです。

ポイント1 時間や出来事の進行 📖 POINT 1

そうしているうちに

主な文脈:先の出来事から次の出来事へ進む場面

それまでの状況が続く間に、新しいことが起きるときの接続です。「時間や出来事の進行」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「門に待つ。さるほどに、友来たり。」

訳:門で待つ。そうしているうちに、友が来た。

ポイント2 話題の書き出し 📖 POINT 2

さて・ところで

主な文脈:別の場面や人物へ話を移す場面

前の事柄と具体的な時間関係を持たず、新しい叙述を始める用法もあります。「話題の書き出し」を手がかりに、前後の出来事まで読んで訳を整えましょう。

💡 短い学習用の創作例

「さるほどに、都には若き僧ありけり。」

訳:さて、都には若い僧がいた。

02 / Translation Strategy

文脈から選ぶ!「さるほどに」の読み取りルール

何を述べ、どんな状況で使われているかを見る

!
読解で使うチェックポイント

「さるほどに」の対象と前後を確かめよう

1 先の出来事から次の出来事へ進む場面

👉 時間や出来事の進行

待っている時間の中で、友が来るという次の出来事が起きています。

2 別の場面や人物へ話を移す場面

👉 話題の書き出し

ここでは場面を書き起こす接続で、経過時間を詳しく述べていません。

現代語訳で押さえたいポイント

「さるほどに」の訳を文脈で選ぶ

軍記などの叙述で見られる表現です。すべて「それゆえ」という因果関係にせず、物語がどう進んでいるかを読みます。

訳語を選ぶときの合言葉
✨ 出来事を進めるか、新しい話を起こすか
これは意味を整理する目安です。一語だけを見て決めず、対象・人物・前後の出来事を合わせて読みましょう。
03 / Word Image & Memory Hack

イメージで覚える!「さるほどに」の漢字と覚え方

出来事を進めるか、新しい話を起こすか

漢字・意味をつなぐ学習イメージ

覚える手がかりは「出来事を進めるか、新しい話を起こすか」!

待っている間の変化と、別の人物へ話題を移す書き出しを比べます。

出来事を進めるか、新しい話を起こすか
場面を思い浮かべ、前後の言葉と結び付ける
➔
さるほどに
時間や出来事の進行 / 話題の書き出し

補足:軍記などの叙述で見られる表現です。すべて「それゆえ」という因果関係にせず、物語がどう進んでいるかを読みます。

短いフレーズと覚え方

声に出して覚える「さるほどに」の基本セット

次の2つは意味を確かめるための学習用の創作フレーズです。出典のある古典原文からの引用ではありません。

1「門に待つ。さるほどに、友来たり。」 = 門で待つ。そうしているうちに、友が来た。
2「さるほどに、都には若き僧ありけり。」 = さて、都には若い僧がいた。
🎯 イメージでつなぐ覚え方

「さるほどに、
出来事を進めるか、新しい話を起こすか!」

04 / Grammar & Usage

「さるほどに」の文法と関連語の違い

接続詞と、混同しやすい語を確認

「さるほどに」の文法整理

品詞:接続詞
① 接続詞としての働き

文や場面をつなぐ接続詞として扱います。そうしているうちに次の出来事が起こるか、さてと新しい叙述を書き起こすかを確かめます。

② 用法を読むポイント

接続詞として用いるまとまりには活用がありません。内部には「さり」の連体形「さる」や名詞「ほど」などが含まれますが、記事では文と文をつなぐ働きを中心に扱います。

3つを比べて、意味と文法を整理しよう

意味が重なる語もあります。違いを手がかりに、文章に合う訳を選びます。

さるほどに そうしているうちに・さて
時間の進行か話の書き出しかを見る。
さて そうして・ところでなど
話題の移行で意味が重なる。
かくて こうして・そのままなど
前の状況を受けて叙述を進める。
05 / Practice Examples

創作例で確かめる!「さるほどに」実践例文

1 時間や出来事の進行(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「門に待つ。さるほどに、友来たり。」

【現代語訳】門で待つ。 そうしているうちに、友が来た。
判別のコツ:待っている時間の中で、友が来るという次の出来事が起きています。
2 話題の書き出し(学習用の創作例) ※作品からの引用ではありません

「さるほどに、都には若き僧ありけり。」

【現代語訳】 さて、都には若い僧がいた。
判別のコツ:ここでは場面を書き起こす接続で、経過時間を詳しく述べていません。
ORETAN 実践トレーニング

古文単語「さるほどに」クイズゲーム(全5問)

現在のスコア
0 / 5
QUESTION 1 OF 5

意味・文法・文脈について、最も適切な答えを選んでください。

古文単語「さるほどに」の総まとめチェックリスト

1 時間や出来事の進行 待っている時間の中で、友が来るという次の出来事が起きています。
2 話題の書き出し ここでは場面を書き起こす接続で、経過時間を詳しく述べていません。
③ 品詞は「接続詞」 文や場面をつなぐ接続詞として扱います。そうしているうちに次の出来事が起こるか、さてと新しい叙述を書き起こすかを確かめます。

参考:小学館『精選版 日本国語大辞典』「さるほどに」。語義・文法を参照し、本文・訳・解説は本記事で作成しています。本文の例文・フレーズと、それを使ったクイズはすべて学習用の創作で、実在作品からの引用ではありません。

古
ORETAN — 古典の里
英語も、古典も。物語で、夢中になる。
© ORETAN Classical Japanese Vocabulary Series. All rights reserved.